
slothトランププロジェクトの進捗と想い
こんにちは!チバです!
前回、こんな記事を書いてみました。
こちらでは、私が開発に取り組んでいる「slothトレカ」を「slothトランプ」に変更した理由について述べさせていただきました。
さて今回は、私が「なぜ」slothトランプを作りたいのか、ということや「なにを」slothトランプで成し遂げないのか、そして「どうやって」slothトランププロジェクトを展開させていこうと思っているのかについてお話をさせていただけたらと思います。
それでは早速参ります。
なぜ、slothtトランプを作りたいのか(WHY?)
slothトランプの前身であるslothトレカを私が「なぜ」作ろうと思ったかを正直に告白すると、はじめの初期衝動は「好奇心」でした。
けんすうさんがslothトレカを作ってみない?と提案されたときの私の置かれていた状況は、100日間毎日更新していた『僕ゼロ』という漫画が佳境を迎えているタイミングでした。
当時の私は『僕ゼロ』が終わったあとSWCでどういう挑戦をしようか悩んでいました。そんな時slothトレカのアイデアをけんすうさんが出されて、真っ先に(かかり気味に)そのプロジェクトに取り掛かることを決意しました。
詳しくは前回の記事に書きましたが、slothトレカをどんなものにしよう、どんなトレカを作ったらみんなが喜んでくれるだろう、と考えているうちに、「このプロジェクトを成功させたい」という気持ちが大きくなっていき、今では自分の活動の中心にこのプロジェクトが置かれているという状況とまでなりました。
はじめは「好奇心」で取り掛かったトレカプロジェクトでしたが、SWCの諸先輩方と意見を交わしていくうちに、段々と現実が見えてきました。
そこで行き着いた一つの解が「トレカではなくトランプを作ろう」というものでした。
その事をSWCメンバー限定のスタエフ生配信で報告したところ、思いのほかいい反応が返ってきました。前々から思っているのですが、SWCのメンバーの方々は本当に頭がよく好奇心も強くて、私のこういった軌道修正に対しても柔軟に対応していただき、あろうことかその生配信中にアドバイスや意見をくれる方までいらっしゃいました。
話しが逸れましたが、そんなこんなで私はトランプを作る覚悟が決まりました。覚悟が決まればやるだけです。私は身近な周りの仲間を巻き込んでトランプの制作に本腰を入れることとなりました。
トランプを作ることで「何を」達成したいのか(WHAT?)
「何を目的としてこのプロジェクトを進めていくのか」についてはトレカプロジェクトに着手した当初から迷っているところでした。
そんな折、運よくケンスウさんが1on1企画を開催してくれたので、私はそれに申し込み、直接けんすうさんに「トレカをやるねらい」について聞くことができました。
そこでけんすうさんがおっしゃられていたのはSWCのコンセプトでもある
『クリエイターさんの支援につながるものにしたい』
ということでした。
コレを受けて、私は「クリエイター支援」という要素を必ずトレカ(トランプ)に組み込もうと心に決めました。
また、自分がトレカ(トランプ)プロジェクトをやる以上は自分の思いも乗っけたいと思うようになりました。なぜなら、その方が燃えるからです。
私は、自分自身に問いました「お前はトレカを作ることで何がしたいんだ」と。そして私が行きついた答えが「カードの価値を100倍にするより、カードに関わってくださった方の数とその方々の幸福を100倍にするのを優先する」というものでした(長くてすみません、、、)
ということでまとめると、私がトランプを作る目的は、
・クリエイターの支援につなげる
・カードの価値を100倍にするより、カードに関わってくださった方の数とその方々の幸福を100倍にするのを優先する
ということになります。
この二つの目的をslothトランプで達成するには「どう」したらいいのかというのが次なる課題として浮上してきました。
「どうやって」slothトランププロジェクトを展開させていくのか(HOW?)
トランプを作る目的が定まってきたのはいいことなのですが、問題は「どうやって」その目的を達成していくのか、です。
これについては、たくさんのSWCメンバーの方々にご意見をちょうだいしました。
まずはトランプのデザインについて、初期はこういうイメージでした。

そこからこんな風になり、、

こうなり、、

こうなって、、

こうなりました。
なんとかいい形に着地しそうなところまで仕上がってきました。ご意見、ご協力をちょうだいしたみなさまにはこの場を借りてお礼申し上げます。
次に、肝心なのが
・クリエイターの支援につなげる
・カードの価値を100倍にするより、カードに関わってくださった方の数とその方々の幸福を100倍にするのを優先する
という目的をどう達成していくのかということについての手立ての考案です。これは本当に頭をひねるところでした。
頭をひねって考えた挙句ぼんやりと頭に浮かんできたのが、
・一般に流通しているトランプと同程度の機能を保持しながら、slothらしさを演出するにはどのような仕様にすればいいのか(HOW)
・slothらしさとはいったいなんなのか(WHAT)
・自分はこのトランプはどういう人に届けたいのか(WHO)
の三点です。この三点が自分の中で明確になっていけば、トランプの方向性が決まる!というところまでは自分で考えつきました。
しかし、自分の頭の中にあるものを言語化することがどうしても難しい、そこでSWCメンバーのRyotaroさん
という方とのDMのやり取りで、自分の思考を整理することとしました。
詳細は省きますが、Ryotaroさんとのやり取りで固まってきたことを共有させていただきます。
①slothらしさとは
Ryotaroさんとのやり取りでまず整理させていただいのは、slothらしさという点です。私はこれを「クリエイティブが加速する装置」と捉えることにしました。
slothというフォーマットがあるおかげで、SWCではクリエイティブが加速しています。となると、slothのトランプも「持っているだけでクリエイティブになれるもの」にした方がよさそうだ、というのが一つの方向性として見えてきました。
こうすることで、一般のトランプとの差別化が図れます。ただ、課題となってくるのが、一般のトランプ並みの機能を保持したまま、「クリエイティブになれるもの」にするにはどうしたらよいのか、ということです。
この点について、現段階でのアイデアがあるので紹介させていただきます。
②「一般のトランプらしさ」と「slothらしさ」の両立
このトランプは、トランプである以上、ババ抜きや大富豪、神経衰弱などトランプとしての面白さを損なうデザインであっては困ります。
このあたり、まだまだ開発途上なところではありますが、先ほども紹介した通りいい感じのところまで固まってきているので、期待して待ってていただきたいと思います!
そして、「slothらしさ」をどうするか、ということに関してですが、

上の画像を見てもらったらわかる通り、このトランプに描かれているキャラクター(メタマスコット)は、みんな「はだか」の状態で描かれています。
slothはきせかえできるNFTなので、衣装を着たバージョンのメタマスコットの画像もたくさん世の中にはあるのですが、あえてはだかの状態で絵柄にしているのには理由があります。
それは、トランプとは別に「きせかえ用シール」を販売することで、カードに直接シールを貼ったり、スリーブの上からシールを貼ったりすることできせかえを楽しめるようにしようと思っているからです。
このように、シールによってきせかえをすることで、トランプ54枚の絵柄は同じなのだけど、シールの組み合わせによって「世界でひとつのトランプ」を作ることができるのです。
このような仕掛けを作ることで、slothトランプは世界で唯一の「きせかえできるトランプ」となります。これは、クリエイティブが加速しないわけがありません。こうすることで「持っているだけでクリエイティブが加速する」トランプを実現させようと目論んでいます。
③誰に届けたいか
私は、当初からこのトランプを「親がいなかったり、シングルファミリーだったり、少しお金に困っている子どもたち」に届けたい!という強い思いがあったのですが、そのことをRyotraoさんに伝えたところ、
そういった子たちが求めているのはトランプではなく、お金や食べ物なのでは
という意見をちょうだいしました。
また、Ryotratoさんは
・チバさんの思いは素晴らしいと思う。だから、そういった子たちに資金援助ができる仕組みも考えた上で、「今日食べるご飯にはちゃんとありつけている」という子たちにターゲットを絞って届け方を考えた方がいいかもしれない
・例えば、子ども食堂や学童保育、児童館に寄付をする、とかね。
という風にもアドバイスをしてくださいました。これを聞いて私はたしかにそうだという風に思いましたし、「お金や食べ物に困っている子たちへの資金援助の仕組み」も絶対作ってやる!!という強い気持ちも湧き起こりました。
こうして、ターゲット層が明らかになってくると、私の頭にはこのトランプを持って楽しんでいる子どもたちの笑顔が浮かんできます。その笑顔を見るためにもこのプロジェクトは絶対に成功させてみせます!
④子どもたちにも「クリエイティビティ」を
slothトランプが「クリエイティブを加速させる装置」である以上は、このトランプを手にした子どもたちも「クリエイティブな」マインドを持つことになります。(断定)
「子どもたちによるクリエイティブ」のひとつの可能性が先ほど紹介した「きせかえシール」によるクリエイティブです。
ただ、これだけでは物足りなさは否定できないので、もうひとつ私が考えていることがあります。それが
子どもたちの作品をトランプの絵柄にする
という取り組みです。
ゆくゆくは、Xのハッシュタグ企画として大々的にやっていきたいところですが、まずは「前例作り」に着手した方がよさそうです。
仮の構想として考えているのが、
1.お子さんのいるSWCメンバーに協力してもらい、お子様にイラストを描いてもらう。そして、それを元にSWCのクリエイターさんにNFT化してもらう。
<ねらい>子どものイラストを元にクリエイターがNFTを作ったという前例を作る
2.子ども食堂、学童保育、児童館で働いているSWCメンバーに協力してもらい、そこに通うこどもたちに1.の事例を見せて興味を惹き、イラストを描いてもらう。
できればこのときトランプの第一弾ができあがっており、「みんなの描いたイラストがトランプになるかもしれないんだよ」と伝えられるといい。
<ねらい>子どもたちのイラストをたくさん集め、slothトランプは子どもたちを巻き込んでいるプロジェクトなんだということを前面に押し出す。
→できれば実際に子どもたちの描いたイラストを元にしたNFTの絵柄で、第二弾トランプを作れるといい。
3.Xでハッシュタグ企画を企画する。「slothの衣装デザインコンテスト」や「ご当地本体」などを子どもたちに描いてもらって、これを元にシールやNFT、トランプを作成する。
この際、どの年齢の子も参加できるように、9歳以下は塗り絵、中学生以下はイラスト、高校生以上は「イラストレーター」で作品作り、などと年齢別に部門を区別してもよさそうです。
(もし可能なら、中学生以上の子たちを対象に、「イラストレーターの使い方」を教えられるコンテンツ(動画、漫画、塾?)があってもいい。)
といった展開を考えています。
⑤お金に困っている子たちへの資金援助の方法
これはあくまで「提案」ベースなのですが、もし可能であれば、このslothNFTを活用した「資金援助」の仕組みも構築したいと考えています。
もしも、子どもたちの考案したイラストを元にしたNFTがたくさん作られたとしたら、これらのNFTは「クリエイターオリジナル」のカテゴリとは"別の"カテゴリーで販売できたらいいと考えています。
そして、そのカテゴリー(子どもたちのイラストを元にしたやつ)のNFTの販売収益は、「子どもたちへの資金援助に充てる」という建付けにする、というのはいかがでしょうか。
例えば、とある子ども食堂に通う子の作った作品を元にしたNFTが売れたら、その分の収益はその子ども食堂に寄付される、とか
あるいは、子どもたちが作った作品を元にしたNFTの収益を蓄えておいて、お金に困っている子どもたちを支援している団体に寄付をする、とかです。
このとき、寄付金と同時にトランプを渡すことができれば、私の全ての願いが叶います。一度、この点についてはけんすうさんやslothの運営の方と相談してみたいな、と思っています。
⑥slothトランプ改め、メタマスコットトランプ
さて、ここまで私のこのトランプにかける思いを語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
ぜひ、このnoteを読まれた方はX等で感想やご意見を頂けると幸いです。

最後に、このトランプの名称についてですが、今回の記事ではずっと「slothトランプ」という名称を使わせていただきました。
ただ、このslothとう概念自体、最近変わってきているところがあります。というのも、最近は多くのクリエイターの方が様々なキャラクターをslothのフォーマットを使って世に送り出しているため、「slothのオリジナル本体」という言い方に違和感を抱くような感じになってきました。
slothというのは、「きせかえNFT」というフォーマットから生まれたひとつのキャラである。だから、slothという概念の上に、もうひとつ概念が乗っかているイメージなんだよね。何か、この「slothの上位概念」を表すいい言い回しないかな?
そんなことをけんすうさんはXやFiNANCiE上でつぶやかれていました。そこで、私チバが「メタマスコットなんてどうですか?」と提案したことろ、晴れてそれが採用され(されたのかな?)、けんすうさんはmetamascot.jpというドメインも取得しようとして動いてくれました。
ということで、このトランププロジェクトはslothトランプ改め「メタマスコットトランプ」としてまだまだ動いていくことになります。
企業の方に営業をかけるため、ホームページも作ったのよければ覗いてみてください。
はい。ということで今回はメタマスコットトランプの進捗と私の思いについて綴らせていただきました。
ご感想やご意見、コメント等あればXに書き込んでいただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただたきありがとうございました!引き続き頑張ります🔥
チバ タズナ
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