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【参加者の声】自由研究プログラム2024(4月編)

今回は、自由研究プログラム(4月編)に参加された2名の方に、イベントに参加された経緯参加してみての感想などについてレポートしていただきました!また、参加後に集計したアンケート結果についても公開しております。イベントへの参加をご検討されている方は、是非こちらの記事を参考にしていただきたいです。記事の執筆にご協力いただいたお二人には、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。


参加者の声①

大学生スタッフとサンプリングする様子

1. プログラムの印象

与えられた課題を真剣に取組み、言われた事を守ろうと、机に1時間でも2時間でも向かい取組む娘の姿勢は、親ながら見事だと思っておりました。
前回のイベントでは自由研究について、
起]自分が何について知りたいのか
承]実際に比較検討の実験を行い
転]文書・グラフ化してまとめ上げ
決]スライドを使用した発表後、質疑対応する

歳の近い大学生のマンツーマン対応を受けながら、1泊2日の余興も楽しみながらの極めて能動的、自発的な内容でした。
起承転結を伴い自分が興味を持った事柄を掘り下げ、実証した結果なので、スマホ等の検索で分かった気になる事とは違い、印象と頭に確実にインプットされていると娘も思えたのだと感じました。

2. 興味こそが近道

大学生の講師達も手探りながら、しっかりとした未来像を持って取り組む姿勢と、子供達に寄り添いコミニュケーションする姿には感銘を受けました。
最終日に子供達の研究結果の発表を見させて貰い、興味を持って取り組んだ成果を自分の言葉、文章でしっかり話す姿を見るに付け、興味を持つ事が楽しく知識を身に付ける近道なのだと思えました。
娘が現在一生懸命に取組む学業も将来に無駄なく活かされる事が理解出来たのでは無いかと思います。

千葉大NESOの皆様、今後共に益々の活躍を期待しております。
ありがとうございました。

参加者の声②

大学生スタッフと研究をまとめる様子

1. イベントに参加するのを決めたのは息子

今回の参加は、息子にとっても家族にとっても「チャレンジ」でした。
 息子は、参加を決めた時点で、小学3年生になったばかりでした。この年齢はいろいろなイベント参加要件の境界上におり、科学体験イベントへの参加機会は非常に少ないことが現状です。多くのイベントでは、そもそも参加年齢(学年)を満たしていないか、親が付き添うことが条件となっていることが通常です。これはリスク管理の観点で仕方のないことですが、これまでの経験で、年齢に限らず子どもたちは科学体験をもっと楽しみたいと思っているのではないかと思っています。
 とはいえ、小学3年生の子どもが親から離れた場所で、全く知らない土地で合宿するということが、どれだけハードルが高いことかを考えたとき、私の周囲では「あまりに早いチャレンジではないか」という声が多かったです。1つは、精神的な耐性がまだ身についていないこと、もう1つは、けがや体調不良時にすぐに行くことができないことが大きな理由でした。
 そこで、事前説明会に一度参加して、その時間を共有し、息子が今回のイベントをどう受け取り、参加してみたいかを話し合いました。息子は「参加したい」と即答でした。正直なところ、参加することでどんな状況に立つことになるのか、あまり理解していなかったように思います。しかし、息子を信じて、「修行してこい」と送り出しました。親としては、イベントの主旨や運営におけるリスク管理などが重要ですが、主催している学生の皆さんが教育学を学んでいることもあり、そういった観点への理解がスムーズであったと思います。

2. どんな経験ができたらよいだろうか

息子には、事前に、①自由研究とは、もっと言えば研究とはどんなことか、その一端でも学んできてほしいということ、②今まで出会ったことがない人たちと場を共有することの大切さを学んでほしいこと、これら2点を話していました。①については、息子の小学校では、夏休み等長期休暇中の自由研究の他に「自主学習」という宿題が隔週ごとにあり、そういった学習の際に活用できるようになってほしいこと、そして自分の身のまわりを知ることの楽しみを味わってほしいと考えていました。②については、知識を吸収する学びの他に、様々な人とコミュニケーションをとり、学びの輪を広げていってほしいという思いが込められています。今回は、家族としては②に重きを置いていました。
 合宿最終日に研究発表会がありましたが、私自身は、その②について、概ね達成できたのではないかと考えています。息子はダンゴムシの研究をしたようですが、みんなの前で発表し、質疑応答を行い、発表という、研究の道ではとても重要な機会までがんばり抜きました。そして、仲間が発表した際には、積極的に質問をしていました。ちゃんとその輪の中に入って過ごすことができたのだと思いました。
 終わってから息子に声をかけ、一番楽しかったことは何かと聞いたところ、「みんなとカレーを作ったり、流しそうめんをしたりしたこと」と返ってきましたが、子どもらしく楽しんで過ごしていたことがわかり、今回参加を決意し、送り出したことは間違っていなかったと感じています。

3. 将来に向けて

息子はあれから学校の自主学習を続けていますが、ダンゴムシに限らず、様々なジャンルのことを自分で調べ、知識を整理するということを継続しています。いずれ大学生となり、息子も研究し発表するということを経験すると思いますが、その時になってようやく上記①の本質的なことがわかってくるのだと思います。それまでは、日々学ぶことを忘れないでほしいと思います。一方で、上記②はこれからもじっくりと培っていってほしいと思います。現代社会では、様々な世代の人たちとコミュニケーションをとり、身のまわりへの積極的な働きかけを行うことで、自らの心を成長させていく必要があります。むしろ、こちらの方が重要なのではないでしょうか。
 そういったとき、本自然体験イベントは本当に有用だと思います。このような体験は、1人では決してできず、いろいろな人の助けが必要です。みんなで声を掛け合い、仲間として行動することが自然に起こっていく…難しい言葉ですが「非認知能力」を育成できる、そんなポテンシャルを有するイベントだと思いました。だからこそ、イベント直後に、多くの子どもたちから「次は?」という声が上がったのだと思います。心が動かされない限り、子どもは「次もやりたい」とは言わないはずです。
 新たに参加をされたい、参加を考えているという皆さんには、自分のお子さんを1人で送り出す勇気が必要ですが、子どもたちは予想を超えて楽しんできます。そのために、主催の学生の皆さんは、計画と工夫を重ねています。無理に参加をさせる必要はないと思いますが、子どもたちが参加したいと意志を示したなら、一度経験することをお勧めします。


アンケート結果

イベント後のアンケートでは、参加された保護者様・お子様ともに非常い高い評価をいただくことができました!スタッフ側の満足度も高く、本イベントが大変有意義であったことがわかります。

アンケート結果


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