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親不知なんて、人体のバグだ

今年で齢30、今まで避けに避けてきた親不知の抜歯を、ついに決行しました。痛すぎた。

なぜか横向きに生え、歯茎に埋まったままの巨大な私の親不知は、医者が1時間弱ドリルとペンチらしきものを交互に使って頑張っても一向に取れず砕けず、隣の歯に食い込み続けていた。
冷や汗でびっしょりになりながら、拷問ってこんな感じなのかな…と諦めに似た気持ちでぼんやりあいみょんのBGMを聴いてました……。

そもそも、歯医者に行くと何かと抜いた方が良いなどと言われる親不知は、完全に進化の考慮もれだと思っている。人体を管轄するクライアントと開発会社の怠慢だとしか思えない(私見)。具体的に言うとこんなイメージ。

クライアントである人体が顎小さくしたいって要望出してきて、開発会社がそのくらいならサクッと行けますわ、みたいなことを言ったのに

いざ実装フェーズに入るとちょっと考慮漏れが見つかって~歯が入りきらないんですけどどうします?となり、歯は小さくすることも本数減らすことも、抜本的な見直しが必要なんで工数超かかるんですよね~と袋小路にぶつかり、

結局「まあ暫定対応として、顎が小さい場合は生やさないで歯茎にしまっておきますか」みたいな話になり、歯茎に入らないでかい歯は、仕方ないから横向きにしまうしかないですね…
みたいな。で、恒久対応の目途たたず、今に至る、みたいな。

バグだ、と指摘するとドヤ顔で仕様です、と言われそうな…。
※人体のしくみ素人なので完全な偏見


まあ、そんな̪私念にまみれた開発の話はさておき、いつか抜かなきゃ…抜かなきゃ…と思っていた親不知を抜けて、齢30の記念になった気がする。

ただ、恐ろしいことに、もう1本同じように横向きに生えた歯がある……。また、ペンチでぐりぐりやられながら「食い込んでる…」と医者がつぶやくのを聞くことになるのかな。嫌だな。

とは言え期間を空けると、絶対もう二度と腰が上がらないと思うので、ちゃんと頑張って年明けもう片方も抜いてきます。

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