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第8回【Hunter✖️Hunter】✖️石探し No.408◆交渉②

みなさまこんにちは!いかがお過ごしでしょうか?今回でとうとう8回目の連載となりましたね。残すところあと2回……!マンガ自体の展開も大いに気になるところではありますが、今後石が出てくるかにも注目です!!わたくしこと石拾い専門雑誌編集長は水見式をした結果一見何も起こらなかったため(※)特質系と判明しています。そんな私が念を込めたお手紙を3週間前の記事内で冨樫先生に宛てて書いたのできっと今週号には石が出てくるはずです!週刊連載の締切は多分3週間くらい前だと思うので。多分。

さて、今週もHunter×Hunter最新話に石を探していきますよ。石があったらその石について検証と解説を、なければバックナンバーから石を探して書いていきます!

※ 私が水見式をしたらヒミちゃんの喉が潤されている説がある

あれ?お水を飲みたくなくなったよ 2


『No. 408◆交渉②』の石


最新話に石はございまーせん!!!!

私の念は私の性格を反映していると思われるのできっと穏やかで優しいのでしょう。冨樫先生に強制的に石を描かせるということはできないのだと思われます!私がナニカだったら先生はもうねじ切れていますね。ナニカは誰より優しいですが(マドカも誰より優しい)

さあ今回もバックナンバーから石をみつけていきましょう。本日のテキストは14巻の『No.128◆9月10日⑤』より、グリードアイランドのスタート近くの平原です!

キルアは平原と言っていますが草原とも言えますね。短い草が生えています。今回の石は草原のなかにぽこぽこと顔を出しているものです。20ページの最初のコマがわかりやすいと思います!単行本を持っていない人はゼブラックという集英社のアプリをダウンロードすれば試し読みで無料で読めますよ。

草原のなかに顔をのぞかせる石というのは、主に2通りのパターンが考えられます。ひとつは風化が進んで露出した場合で、もうひとつは火山などから飛んできた場合です。本企画の相談役ChatGPTはグリードアイランドには火山エリアもあると言っておりますが定かではありません。私は単行本を持っていないので(リアルタイムでジャンプを読んでいたので)検証しようがありません!そのため、今回は火山から飛んできた説は取らないことにします。

そこで、風化によって露出した石説にのっとり、ChatGPTに聞いてみました。

えーそうなんだ

だそうで、今回はこの5つのなかから可能性を探っていきましょう。石拾い専門雑誌が重要視しているのは冨樫先生の表現です。マンガの石は白っぽいので色が濃いものは除外していきます。上のなかだと玄武岩ですね。玄武岩は風化に強そうなのですがいかんせん色が濃いものがほとんどなので今回は適していません。

次に除外されるのは砂岩と石灰岩です。この2つは削られやすいので確率的に残りづらいと思います。そうすると残るは花崗岩か頁岩ですね。花崗岩は過去記事ですでに解説したように白色や色が薄いものが多くあります。頁岩は色が濃いものがほとんどだと思っていましたが、有機分や鉄分が少ない環境で構成された場合は白や薄いグレー、薄いベージュのものができることもあるとChatGPTが言っていました。

※ 色の薄い頁岩の例

『ストックフォトのアフロ』には本当なんでもありますね!

頁岩で検索すると色の濃いものが割合多くヒットしますが、白っぽいものもきちんとあるみたいですね。マンガの表現を見ると花崗岩に特徴的な斑晶が見えないので、グリードアイランドの草原に露出している石は頁岩という結論に達しました!これを否定できるのは冨樫先生だけですのでご注意を!

それでは頁岩について詳しくみていきましょう。頁岩は堆積岩の一種で、主に湖底や海底などの水域に堆積した粘土やシルトが時間をかけて圧縮されて生成されます。The 堆積岩のような作りになっていますね。たくさんの層が集まってできるミルクレープのような石なので薄く剥がれたり割れたりしやすいのも特徴です。

海底、というところにリアリティがありますね。グリードアイランドはその昔海の中にあったのかもしれません。

頁岩は英語でシェール(shale)といい、シェールガスのシェールです。シェールガスとは頁岩の中に閉じ込められている天然ガスなのです知らなかった!!私はシェールガスは貝殻から採れるものだと思っていました!はずかしい。シェルガス


頁岩からガスを取り出す方法は石を破壊してガスを回収するようです。シェールガスはエネルギーとして重要なものの採掘方法に伴う環境への影響が懸念されています。破壊されまくってるんですね頁岩……溶かしている私が言うのもなんですがかわいそう……みなさん、シェールガス由来のエネルギーを使うときは頁岩にも思いを馳せてくださいね。

頁岩を彫刻の素材として使っている人は私の周りにはいないので彫刻的な解説は今回ございません。一方で、建築の装飾や工芸として頁岩を使用することがあるらしいです、ChatGPT曰く。頁岩は現代が抱えるエネルギーや環境と切り離せない興味深い石なので作品になりそうですけどね。ただし!頁岩をドンと置いて「石が語っています。人は石以上に語れないです」とかはやめてくださいね。作家なら表現を考え倒してください!


『No.408◆交渉②』の感想(ネタバレあり)

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