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『◯◯の日』はメディアで取り上げる理由になる

今日は、
【『◯◯の日』はメディアで取り上げる理由になる】
についてお話します。

日本では、「ひな祭り」「七夕」など、
伝統的な行事として定着しているものから、

「○○の日」「○○記念日」といった
業界や企業がそのPR効果を目的に
制定したものまで、さまざまなものがあります。

歴史的なことでわかりやすい例でいえば、

●2月22日 ボンカレーの日
●6月10日 ミルクキャラメルの日
●8月25日 即席ラーメン記念日

と、レトルトカレー、パッケージ入りキャラメル、
NHK連続テレビ小説『まんぷく』でも
話題になったインスタントラーメン。

それぞれ、世に出た日として記念日になっています。

実は、『ラーメンの日』、『カレーの日』というのも別にあります。

さらに語呂合わせや形状が
その数字に似ているということで

●5月7日コナモン(粉物)の日、
●8月31日野菜の日など。
●11月11日ポッキー&プリッツの日。


毎日何らかの日になっています。

これらの「◯◯の日」は
業界などで申請して
日本記念日協会に認定を受けているものもあります。


ちなみに4月18日は、

●発明の日
●世界アマチュア無線の日
●よい歯の日
●ウッドデッキの日
●お香の日
●ガーベラ記念日
●よいお肌の日
●三重県民の日

など、ちょっと調べただけで、
これだけあります。

新聞・テレビなどのメディアが
時節柄の話題を探すことは何度かお話ししています。

そんなに話題もなく、
ネタに困った時に探すことがある。
それが『◯◯の日』なのです。

わたしがかつて中継した中に
この記念日を理由として中継で
扱ったものがあります。

それが『石狩鍋記念日』です。

石狩鍋記念日は9月15日。

制定理由はサケ漁が解禁になる9月に
鍋を「食いごろ・食いにいこう」の語呂合わせです。

石狩市と石狩観光協会、市内飲食店の有志で作った
石狩鍋PR団体「あき味の会」が」申請、
2008年日本記念日協会に認定されたものです。

では、そもそもなぜ石狩鍋なのか?

実は石狩市が発祥と言われる石狩鍋。
地元石狩でも、元々の石狩鍋ことは
あまり知られていませんでした。

そして、
「石狩鍋は全国的に有名なのに、
石狩はどこにあるのか知られていない」

そうであるならば
「石狩鍋を復活させた物を作り、
石狩の名物として大々的に全国に発信しよう」
ということで
『石狩鍋復活プロジェクト』を立ち上げたそうです。

そう実は、
石狩のとなりの札幌に住むわたしも
名前を知っていましたが、
本当の石狩鍋は知りませんでした。

同じく北海道の郷土料理である
塩味の三平汁と混同していたほどです。


「あき味の会では」
本当の石狩鍋を再現することからはじめました。

文献や古くから漁師が作っていた石狩鍋を調査、
明治から創業の老舗サケ料理店の石狩鍋のレシピを参考にして、
石狩鍋の基本ルールを定義しました。

●味は白みそ
●魚介類はサケのみを使う
(※三平汁がニシン、タラ、ホッケなどを使うため)
●野菜はタマネギ、キャベツ。
(※鍋料理でおなじみのハクサイは使わない)
●薬味は山椒を使う
 


この基本ルールを元に
当時あき味の会に参加する市内の飲食店14店舗で
独自のアレンジを加え、
その店独自の石狩鍋を提供するということでした。

中継では、
『石狩鍋の基本ルール』の紹介。

『石狩鍋記念日』制定理由や
『石狩鍋復活プロジェクト』
を立ち上げた理由などをインタビュー。

最後に3店舗ほどの
石狩鍋を持ち寄ってもらいました。

まさにマチをあげて
石狩を盛り上げようという
動きでもありました。

このことは、YouTube動画
「『地域でコラボ』はメディアが注目する」
https://youtu.be/Xxbydxi9LwI
でもお話しています。

YouTube動画ではあつかう理由として、
●「地域を盛り上げるためのコラボ(協力)」
という切り口でお話しさせていただいています。

たとえ同じ内容であっても

『◯◯の日』なのか、
『地域を盛り上げるための活動なのか?』

メディアがネタとして
取り上げるための理由になることが
おわかりいただけると思います。

ちなみに、
毎日の天気を伝えている気象予報士も
『今日は何の日』かを注目しています。

彼らは、天気の他に季節感なども
伝える必要があるため、
毎日『◯◯の日』をチェックしています。

もしかしたら、『〇〇の日』で
あなたの商品やサービスが
天気コーナーで紹介されることが
あるかもしれませんね。


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