千葉 英樹

テレビ番組PRアドバイザーです。商品やサービスを新聞やテレビなどのマスコミに取り上げて…

千葉 英樹

テレビ番組PRアドバイザーです。商品やサービスを新聞やテレビなどのマスコミに取り上げてもらう方法などメディアデビューのためのお手伝いをしています。テレビディレクターの経験から、記者やディレクターはどのようにしてネタを探しているのかをおつたえしていきます。

最近の記事

恒例行事のようになるとメディアは期待する

あなたがあつかう商品やサービスは 旬や時期的な話題としてあつかえませんか? 今年も残すところあと2ヶ月。 メディアは年末の話題が増えてきます。 わたしが住む札幌で よく話題になるのが クリスマスツリーの話題です。 北海道十勝の広尾町では、毎年10月下旬 樹齢40年、高さ15メートルほどのトドマツを 切り出しています。 このトドマツは札幌の大型商業施設 サッポロファクトリーの吹き抜けのアトリウムで ジャンボクリスマスツリーとして 11月からおよそ2ヶ月間飾られます。

    • メディア攻略は都会より地方にチャンスあり

      あなたの住む街は、人口が多い都会ですか? それとも、10万人以下の地方の街ですか? 人口が少ない場所なら、 メディアに取り上げてもらえる 可能性があります もちろん、 メディアで取り扱われるのは、 放送局や新聞社の本社がある 都会が圧倒的に多いです。 しかし、 ライバルもたくさんいますし。 あつかいやすいネタもたくさんあります。 なぜ、そんなことが言えるか というと…。 わたしが住む北海道には NHKの放送局が7局あります。 基本は札幌局メインですが、 他の6局も

      • 商品やサービスをふつうの人がわかる言葉で説明できますか?

        あなたは あつかう商品やサービスがどんなものか、 商品名を言わずに説明できますか? 商品やサービスの知名度を 上げるためには、 日頃からふつうの言葉で 言い換えができるようにしておくことが必要です。 わたしはNHK札幌放送局に およそ7年居ました。   その経験から、 NHKがあつかうネタは、 企業の話題より、 個人や学校、サークルなどの 活動が多かった気がします。 理由は… ご存じのとおり NHKは宣伝につながる 直接的表現を嫌うからからです。 最近でこそ、全国

        • ジャンルが違っても、キーワードで強引にくくる

          メディア露出のヒントは、 現在放送されている番組などに あるものです。 NHK「おはよう日本」の 「まちかど情報室」というコーナーを ご存じですか? 現在は、あさ7時35分ころから の放送されているコーナーです。 ご存じない方に 説明すると、 平日月曜日から金曜日まで、 新しいアイデア商品やサービスなどを ひとつのキーワードでくくって 2〜3紹介するコーナーです。 間近で放送された例で言うと、 2019年7月2日(火)に放送された 「少しでも涼しく」。 風やミスト

        恒例行事のようになるとメディアは期待する

          イベントの集客目的のメディアの売り込みは工夫が必要

          あなたは 「つまらないプレスリリースはゴミ箱行き」 という言葉をお聞きになったことがありますか? 新聞社や TBSや日テレなど全国に番組を発信するテレビ局なら そうかもしれません。 しかし、私が所属していた放送局の 報道部ではほとんど保管されていました。 プレスリリース専用の箱があり、 ・記者クラブから集めた物、 ・郵送されたもの、 ・FAXで配信されたもの さまざまなプレスリリースや イベントチラシなどが 日付別引き出しに入っています。 だいたいは放送当日のデスク

          イベントの集客目的のメディアの売り込みは工夫が必要

          パロディだってメディアは飛びつく

          昨年『令和』の時代を迎えた日本。 新しい年号、 しかも天皇がご存命のうちの 改元ということもあって、 いろいろ盛り上がりを見せたことは 記憶にあたらしいのではないでしょうか。 『令和』を迎える前は 「平成最後の〜」 迎えたあとは…。 『令和』まつわる場所、本 『令和』の文字が入った物 が話題となったことは 記憶に新しいと思います。 このように時流に乗った話題は メディアは競ってあつかいます。 半分おふざけですが、 時流をダジャレなどで パロってしまうことに メディ

          パロディだってメディアは飛びつく

          新しくなくても“最新事情”という言葉でくくる

          あなたはこんなことを考えていませんか? 「商品やサービスが新しくないなあ」。 そんな商品やサービスも “メディアに取り上げられる可能性がある” ということをお話します。 それは、ズバリ『最新事情』です。 聴いたり、目にしたことはありませんか? 『最新事情』。 これ、メディアの創り手としては 便利な言葉なのです。 たとえば、 「商品は1年前にでているけど、自分は知らなかった」。 「業界では新製品ではないけど、一般の人がよく知らない」。 こういう場合、ディレクターの経

          新しくなくても“最新事情”という言葉でくくる

          あたりまえのことだって、意味づけできればネタになる

          あなたは、魚の3枚に おろすおことができますか? 実はわたしはできませんでした。 「3枚おろし」という 言葉は知っていても、 その作業工程は知りませんでした。 結構できない人は 多いのではないでしょうか? わたしは この「“3枚おろし”を習う調理教室」というイベントを ニュースであつかったことがあります。 3枚おろしを したことがない 女子アナに体験させる企画です。 そもそも魚を 調理したことがない人ですから やること、なすこと いちいち、声を上げます 魚に切れ

          あたりまえのことだって、意味づけできればネタになる

          得意ワザをひとつに絞ってウリにする

          あなたが提供している 商品やサービスはウリが明確でしょうか? 関東圏でクリーニング店を 経営している方から こんな質問が届きました。 「普通のクリーニング店では 落ちない染み抜きができます。 復元加工という技術です。 あと、オゾンを投入して、 殺菌と消臭ができるものをとりいれました。 凄いと思うのですが、いまひとつ宣伝ができていません。 集客に役立つものはないでしょうか? チラシがいいのか、 何か消費者の心に響く表現が あればと思います」 結論から先に言うと ウリ

          得意ワザをひとつに絞ってウリにする

          専門用語、業界用語を使うのは避ける

          あなたは、商品の内容を説明する時、 誰にでもわかる言葉を 使っていますか? たいていの人が 「いや、そんなむずかしい言葉は使っていない」 といいます。 でも、そういう人に限って 無意識に使っていることが 結構多いのです。 たとえば、コーチがよく使う言葉に ●「自分軸」 ●「ラポールを築く」 という言葉があります。 意味は端的にわかりやすくいうと、 ●自分軸…他人に振り回されないための、その人自身の信念とか価値観 ●ラポールを築く…信頼感を築く ということになります。

          専門用語、業界用語を使うのは避ける

          イメージを変える言葉を加えるとメディアは注目する

          イメージを変える言葉が加わると、 がぜん注目を浴びることがあります。 たとえば、カップヌードル。 2013年。 メーカーが、夏場にカップヌードルを 楽しめるように いわゆる“冷やす食べ方”を提案しました。 「夏はICEカップヌードル」 既成品のカップヌードルシーフードライトに お湯を麺と具がギリギリ浸かるまで(約180ml) 入れます。 30秒後に一度かき混ぜ 2分30秒後に 氷180g入れて、よくかき混ぜると完成。 カップ麺というとイメージは“熱い麺”。 この

          イメージを変える言葉を加えるとメディアは注目する

          ◯◯の不便を解消するはネタになる

          メディアがよくあつかうものに、 「◯◯の不便を解消する」というものがあります。 わたしが扱ってきた中継の中で 『子育て世代の不便』を解消する 画期的だった例があります。 今ではあたりまえにあることかもしれませんが、 放送当時は斬新でした。 それは美容室です。 乳幼児の母親は 自分のことまで手が回らず なかなか髪を切りにも行けないという方が 多いと思います。 そんな母親実感のニーズに応えた物。 それが託児所併設の美容室でした。 この美容室では託児スペースがガラス越

          ◯◯の不便を解消するはネタになる

          女性が興味を持ちそうなものにメディアは注目する

          あなたは作業服専門店に 入ったことがありますか? 「ふらっと用もなく入ると怒られそうで…」 と思っていて 入ったことのない人は多いと思います。 かつてのわたしもそうでした。 10年近く前になりますが 当時の作業服のお店というと… 店の前には棚が高く並び 商品は通路に高く、びっしり陳列され 店の奥まで見通せない感じ。 いわゆる“男の店”で、 工事現場などで働く人以外は 入っちゃいけないイメージを 持っていました。 そんなイメージを崩したのが 札幌に本社がある作業服専

          女性が興味を持ちそうなものにメディアは注目する

          一般に知られていない、商品や業界の常識はネタになる

          マスメディアが、旬やトレンドに食いつくか、 何度もお話してきました。 でも、旬やトレンドだけが マスメディアの題材ではありません。 「いままで知らなかった」 ということもネタになります。 あなたが扱う商品で、あなたしか もしくは、 業界でしか知られていないことは ないでしょうか? あれば、 メディアが食いつくネタになる可能性があります。 たとえば食べ物であれば、 いわゆる“漁師めし”。 その魚を水揚げする 漁師しか知らない食べ方は 題材になることはおわかりでしょう

          一般に知られていない、商品や業界の常識はネタになる

          流行に見せるために同業他社も紹介する

          新聞記者やディレクターが 企画をするためには “理由”が必要です 「流行っている」 ということであれば、 “流行っている”事柄について、 理由を見つけなければいけません。 新聞やテレビの企画コーナーの 理由を入れるテクニックのひとつとして 「同業他社を複数あつかう」ことをします。 同業他社が“流行っている”という コメントや数字的裏付けがあれば、 『流行・トレンド』としてあつかえるのです。 どういうことかというと、 たとえば… 「お茶が流行っている」としたら、 お茶

          流行に見せるために同業他社も紹介する

          合わせワザ新サービスはメディアが注目!

          今までなかった本業にプラスアルファのサービスを加えると メディアは注目します。 たとえば、 ●ガソリンスタンドにコンビニエンスストア 給油などで待っている間に、ちょっとした買い物ができる。 ●コインランドリー併設のクリーニング店 わからないことやコインランドリーで 洗えないものなどクリーニング店の店員に質問できる。 などの、今では当たり前になりつつあるアイデア。 わたしが中継した中にも 合わせワザ新サービスをあつかったものがありました。 今やドラッグストアといえば、

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