イメージを変える言葉を加えるとメディアは注目する
イメージを変える言葉が加わると、
がぜん注目を浴びることがあります。
たとえば、カップヌードル。
2013年。
メーカーが、夏場にカップヌードルを
楽しめるように
いわゆる“冷やす食べ方”を提案しました。
「夏はICEカップヌードル」
既成品のカップヌードルシーフードライトに
お湯を麺と具がギリギリ浸かるまで(約180ml)
入れます。
30秒後に一度かき混ぜ
2分30秒後に
氷180g入れて、よくかき混ぜると完成。
カップ麺というとイメージは“熱い麺”。
この場合は「ICEカップヌードル」が
そのイメージを破りました。
「カップ麺を“冷やし”で食べられる」
という驚き、
記憶に残っている方も
多いのではないでしょうか?
このようにいままでのイメージを
変える言葉がつくと
メディアは注目します。
わたしが中継であつかったものに
この“イメージを変える言葉”を
使ったものがありました。
それは住宅。
戸建てのマイホームです。
ハウスメーカーは
●おしゃれな外観
●広々と見える吹き抜け
●快適に見える空間
●広い収納スペース
などをイメージした商品を作っていました。
ご存知のとおり
家を買って
家族で一番多くの時間を過ごすのは
たいてい、いわゆる主婦となる女性です。
実際、念願のマイホームを手に入れて、
住んでみると…
●キッチンの使い勝手が悪い
●収納スペースがイマイチ
というような不満の声も
少なからずあがります。
そこでハウスメーカーでは
全く新しい視点での家造りを目指し
女性社員だけのプロジェクトチーム編成。
札幌近郊の子育てママを中心とした
ネットワークに協力を得ることになりました。
何回かのアンケートや
座談会、勉強会を重ねて、
ようやくママたちが理想とする
モデルハウスが完成しました。
商品名は…
「ママ1000人の声を生かした家」。
“ママの〜声を生かした”。
「どんな家なんだろう」と思いませんか?
どんな造りかというと
ふつう、外壁際に持ってくるキッチンを、
家の真ん中に配置しました。
キッチンからベランダ。
キッチンから玄関…。
1階の部屋はすべてキッチンと直結。
料理の最中などでも
急な来客や宅配便など対応に
すぐ玄関に出られるような造りに
なっていました。
さらにキッチンからは
リビングだけでなく奥の部屋も見通せます。
小さな子どもいる家庭を想定して、
料理中でも
遊んでいるこどもの行動が目に入るよう
見通しのいい構造になっていました。
また、当時主婦の希望が多かったのが、
キッチンの近くで作業ができる場所。
ちょっとした書き物ができるカウンターや
レシピ本が置ける収納スペースが設けられていました。
中継当時、いわゆる主婦の視点が入った住宅というのは
全国的にも珍しく、
テレビが競ってあつかっていたのを覚えています。
「ママ1000人の声を生かした〜」という言葉が
“あこがれのマイホーム”から
“使い勝手のよさそうなマイホーム”に
イメージが変わった言葉でした。
メディアは
「いままでの概念と変わる」題材に飛びつきます。
それは
『イメージを変える言葉』だけでなく、
『本来の使い方と違うもの』などにも注目します。
あなたのあつかう商品やサービスにも
いままでのイメージを変えることがあるかどうか
考えてみてください。
ただ、たいていの人は
自分では、当たり前すぎて
気づかないことが多いものです。
意外と答えは、
●あなたの商品やサービスを使っているお客様
●あなたの知り合い
が知っていたりします。
勇気を持って聞いてみることを
オススメします。
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