【大学生日記】フェスには行かない人生だと思っていたけど
行ってきました。人生23年目にして初フェス。5月6日のJAPAN JAM。
1.音漏れは聞いてた
2017年にJAPAN JAMが千葉に来てからというものの、海風に乗った音楽が実家まで届いていた。あー今はsumikaがやってんなあと判別できるくらいにははっきりと聞こえていた。
自転車で行ける距離のフェス、行こう行こうと思ってはいたがどうもきっかけがなかった。"フェス"ひいては"夏フェス"は正直別の世界の出来事だったし、そんなに曲も知らないしなあなんて言いながらずるずると5年間。ぐずぐずしてたら去年ロッキンも千葉にやってきた。まだJAPAN JAMすら行っていなかったのに。
世の中の名詞という名詞を大掃除で整理したら、大抵の人が「フェス」と「クラブ」を同じ引き出しにしまうだろう。人によっては「バー」とか「ナイトプール」みたいなカタカナも同じ段に入っていると思う。
高くあがった太陽の下、爆音で流れる曲を聴きながら飛び跳ねられる自信がなかった。それがいくら慣れ親しんだ地元の芝生の上だとはいえ。
2.ちゃんと飛んだ日
何重にも塗りたくられた無駄な自意識が克服されたかといえばそうでもないし、クラブに行けと言われれば全力で首を横に振る。それでもJAPAN JAMではちゃんと飛んだし、跳ねたし、手を叩いた。
去年東京ドームでセカオワ、Zepp Yokohamaで藤原さくらと緑黄色社会を見たことで今更「やっぱ音楽はライブだ」というあまりにも浅い気付きを得た。なのでフェスへのハードルは幾許か下がってはいた。
そんなときに中学時代の友人がフェスに連れ出してくれた。古着屋のときと同じ友人。持つべきものは古着屋とフェスに連れて行ってくれる友だ。
3.「やっぱ音楽はライブだ」
自分の感想のバリエーションのなさには辟易とする。朝から晩までほぼ12時間いろんな歌手の曲を聴いていたのに、全体の感想が「楽しかった」「風強かった」そして再登場「やっぱ音楽はライブだ」の3つしかない。
感想に使える表現だけまとめた広辞苑のスピンオフ辞典的なやつが出版されたらすぐに買うので、それまでは浅い感想に耐えてほしい。
恥ずかしながら名前も知らなかったトップバッターのChili Beansから引き込まれた。中学時代に再生しまくっていたmiwa、猫以外のかっこよさを知れたDISH//、夕暮れに合うSaucy、圧巻のVaundy、そして4列目でネイルの色が見えるほど近かった緑黄色社会。
フェス、楽しかったな。3年前あたりの自分に駅前で会ったらマウントを取ってやりたい。そして先輩ヅラしてフェスはいいもんだよ、と言ってやりたい。他人にやったら絶対に鬱陶しがられるだろうが、自分相手なら何をしても許されるだろう。
夏が暑くなければ、夏が冬ならロッキンも行くのにな。
こいつ古着屋のときのnoteと構成まったく同じじゃねえかと思った方、いつも読んでいただきありがとうございます。その通りです。