ワインを飲んだ感想に「飲みやすい」は言ってはいけない
『すべてのジャンルはマニアが潰す』
一部の熱狂的なファンの要望を受け入れ続けると、新規ユーザーが入りづらくなり、その結果ジャンルは衰退してしまう。
フランスでの消費量はこの100年で1/3になり、15年で25%も減少している。日本でも国内消費量はコロナ禍前まで戻っていない。
「ワインは教養」だなんて強要するのではなく、コンビニで気軽に、そして手軽に買えることで裾野を広げていける。
給料が上がらないのに物価は上がる。消費は抑えたい。そんな中でどうしたら財布の紐を緩めてもらえるのか。
業界としての大きな問題でもあり、個々のお店としての問題でもある。次の一手はどう打ったらいいのか?
円安でワインがずいぶんと高くなっているものの、チリを代表としたニューワールドのワインはコンビニやスーパーで気軽に買える。
安くて気軽に買えるワインをコンビニで手軽に買えるようにしながら、認知を上げつつ裾野を広げていくのもいいかもしれない。
今までワインを飲まなかったような人にまで販路を拡大していくときなのかもしれない。そんな今、ワインを飲んだ感想に「飲みやすい」は言ってはいけないなんて言ってはいけない。
「飲みやすい」ワインとして裾野が広がり、安くて旨いワインがいつまでも飲めることを祈りたい。
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