喫茶店にて
その人の日頃からの思考が、癖が、その人を若々しくもさせるし、老けさせもするという話を聞いた。
生まれてからの経年数なんて、全く関係ない。
自分はどうだろうか、と顧みる。
「自分の思考癖」に気づこうとする意識が動き始める。
日々が過ぎていくのが本当に早い。
今週は毎日、喫茶店にいた。
そして、喫茶店を開いていた。
開店スケジュールの告知をしなくなった。
だけど、一人のお客さんも来ないという日は、今のところない。
知っている人も、はじめましての人も。
誰かしらが喫茶店を訪れる。
とにかく少しでも多く、長く、喫茶店を開いておくことに、今は意味がある。そんな気がしている。
喫茶店に毎日いて、ぽつ、ぽつとお客さんが訪れて
それ以外の時間が暇かと言われると、案外忙しい。
毎日、何かしらの仕事がある。
むしろ、その日のタスクが終わらなくて、次の日、また次の日へと先延ばしにされる仕事が多々ある。
焦らずに一つ、また一つと仕事をこなしていると、日常を、手作業を、重ねている実感に、安心する。
やりたいことがあるというのは、仕事を生み出し続けることができるというのは、案外いいことなんだなと感じる。
大好きだった友人の死で、一度立ち止まらざるを得なくなった。
彼女の存在が大きかった分、生きることへの態度を問われる。
健やかにありたい。
たくさん笑って暮らしていたい。
仕事の一つ一つを、丁寧に。
言葉の一つ一つを、丁寧に。
選択の一つ一つを、丁寧に。
安心感の中で
大好きな人の温もりに包まれていたい。
そして私の大切な人たちも、みんなみんな
幸せであってほしい。
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