舟を出す
「ジブリに出てきそうな喫茶店だね」
喫茶店については時々、そんな風にひとから言われる。
そして奇遇にも?今日は、ジブリの公式グッズショップの商品撮影が、喫茶店で行われた。
ジブリショップから依頼が届いたときは、
「多分、適地!」
心の中で笑ってしまった。
ふふ面白いなと思いながら場を整えて、喫茶店を貸し出してきた。
どんな撮影がなされたのか。
たのしみ。
喫茶店を貸し出している間に、帰宅して、自宅でパソコン作業。
合間に、ギターの練習したり、ロードバイクで走りにいって汗かいたり。
こんなかんじ。気楽で気ままなペースで仕事できるときは、とても至福感が高い。
やっと言語化できた本音を、近しい人たちに話す。
話すことによって、離別が起こることを覚悟で話す。
そんなことが、ここ数日続いている。
どれも、心の真ん中に近いところの話。
どう生きていくかの話。
とても大事な話だから、話しながら、思わぬところで涙が出てくるようなこともある。
説明できないような複雑な感情が伴うこともある。
その感情を自分で眺めながらも、精一杯の心尽くしを乗せた舟を、相手へと送る。
受け取ってもらえるかどうかはわからない。
受け取ってもらえたところで、相手の手の上でどんなふうに理解されるのかはわからない。
ただそれでも、大事な相手なら、精一杯の真心を込めて、送り続けるしかないのだ。
すべては、ますますよく、生きるため。
お互いが、お互いにとっての、喜ばしい成長に近づくため。
それぞれが、自分の真ん中に、近づくため。
そして、物理的距離は関係なく、共に生きていくため。
祈りながら、これからも舟を送り出し続ける。
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