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「アイデア」という言葉が好きだ
好きな人にご飯を作ると、元気が出る。
ここでいう好きな人とは、家族や友達のこと。
喫茶店に来てくれるお客さんも。
恋人には、作ってあげることよりも、作ってもらうことのほうが好きだ。
でもたまには恋人にも作ってあげて、一緒に食べて、喜んでもらえると、やっぱり嬉しい。
自分がお腹すくと、自分で作るよりも、誰かの作ったものや、簡易的なものを食べることが多い気がするのだけど。
ちょっと停滞している時なんか、てきめんだ。
好きな人に料理を作ると、元気が出る。
活動のスイッチが、容易に入る。
最近は、長女が冬休みなのもあって、毎日のお弁当作りがお休みになってる。そのためか、昼頃まで、のんびりペースで過ごしていることが多い。
あれは、お弁当作りは、私にとって、とてもいい着火システムだったのだな、と知る。
毎朝、お弁当を作り終えると、そこから私の活動は容易に元気に始まっていた。ありがたいことだったんだな。
作らせてもらえるのも、あと何年だろう。
こういった、日常生活の中から見つかる、小さな「好き」だったり、小さな「元気でる」だったり。「アガる」だったり。
そんなものを手がかりに、自分のやりたい「仕事」のアイデアを固めていく。
喫茶店を作った時も、結局そうだったんだよな。
シングル家庭でも、私と子どもたちが、幸せに楽しく余裕を持って暮らしていけるようにするために、日常の中の小さな、自分なりの喜びを拾い集めるところから始めたんだった。
私の答えは大体、いつも非常にシンプルなのだ。
ただ好きな人と、幸せに、笑って暮らしていたい。
その大切な暮らしの延長線上に、何か、社会や世界にとってグッドな仕事があるのかもしれない。
そんな、単純な発想から、いつも何か生まれてきたのだ。
自分が何を採用するのか。
自分の選択の積み重ねで、自分の見える世界が決まっていく。
だから、どんな世界が見たいのか。
いつだって何度だって、確認しながら、進んでいこう。