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瀬戸 夏樹
2017年11月26日 18:32
『塔の魔導師』のキャラデザが上がってきました。garukuさんから許可をいただいたので画像をアップします。ローブありとローブなしの2パターンがあります。大雑把な指示しか出していないにもかかわらず、キャラクターの特徴を上手に捉えてくださいました。このキャラデザから、どんな挿絵と表紙ができるのか、今から楽しみで仕方がありません。
2017年11月26日 18:12
前回、第110話「天才」各話リスト 学院を後にしようとしたリンはチノとナタに話しかけられる。「よおリン」「聞いたぜ。飛行船を建造しようとしているらしいじゃないか」「ええ、まあ」「なんで言ってくれないんだよ。協力するのに」 ナタは馴れ馴れしい態度でリンと肩を組み始める。 リンは逃げられないようにがっしり肩を組まれた。「はあ。協力ですか?」「造船は我々ラドス人の
2017年11月21日 12:09
読者の皆様、いつもお世話になっております。皆様からいただいている、スキやコメント、そしてサポート大変励みになっております。さて、この度noteで連載中の小説『塔の魔導師』がTOブックス様より書籍化することになりました。きっかけは小説投稿サイト『小説家になろう』において篠裏知螺さんからレビューをいただいたことでした。レビューのおかげで『小説家になろう』のハイファンタジー部門でランクイ
2017年11月19日 18:00
前回、第109話「威力偵察」各話リスト 艦隊の季節。 塔に所属する飛行船が帰ってくる。 飛行船の中では塔に帰還できることを喜び、興奮を抑え切れない者は少しでも早く塔の全景を見ようと甲板に出ていた。 その中に学院魔導士が着るはずの紅のローブを着ている少年がいた。 長髪にがっしりとした体つきの少年で魔導士にも関わらず大剣を腰に下げていた。「4年ぶりくらいか。あんま変わってね
2017年11月12日 18:01
前回、第108話「エルフと魔の泉」各話リスト 演習場。 リンはアイシャの指導の下、グリフォンを操っていた。「そのまま高度を保って。そう。いいぞ」 リンはグリフォンの手綱を操りながら一定のスピードを保って演習場を飛び回る。「ハイ、そこまで。降りてきなさい」 アイシャが言うとリンはグリフォンに着地を命令した。「グリフォン。着地だ」 グリフォンは少し名残惜しそうにしな
2017年11月5日 18:01
前回、第107話「放課後の魔獣狩り」各話リスト「疲れてきましたね」 リンは少し息を切らして言った。「そうですね。この辺りで休憩にしましょうか」 イリーウィアはまだ余力がある様だったがそう言った。「やたら鳥共が組織的に動いていると思ったらやはり君か。イリーウィア」 リンは上から声が聞こえてきてギョッとした。 木の上には一人のエルフがいた。 若く美しい男で、ほとんど