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「魔の山」下巻 まとめ

当クリエーターページの初投稿として、トーマス・マンの「魔の山」の下巻(第六章、第七章)を章節毎に、感想を書いてきた。
https://note.com/search?context=note&q=ちあき倶楽部別室 魔の山
「魔の山」でネット検索すると、作者:ジェフリー・ディーヴァー(2021年発行)の探偵推理小説もヒットするみたいなので、「トーマス・マンの」を付けないといけないようだ。って、そんなことはないか、ノーベル文学賞作家の名作なので、比較にはならない(筈)。
としても、書名は辛うじて知ってはいても、読もうとも思っていなかった本作。今年、晴れて引退した年金生活者老人、老眼もあり、暫く読書から遠ざかっていたところ、半世紀振りに初めて高校の同窓会なるものに出席し、卒業以来に久方ぶりにお会いした恩師(現代国語担当)の推薦図書(課題図書)として、読むことになったという訳である。(多分、引退した今の状況がサナトリウムに入所した主人公に似ているのかもと)で、閑に飽かせて読んでみたものの、あまりにも難解、勿論、面白いは面白いのだが、自分はこう読み解いてみたのだが、果たして、他の人はどう読んだのだろうとの疑問が沸々と。
で、またぞろ、特にすることも無く、閑に飽かせて、当ブログを開設、書き込んでみたと・・・いう訳で。究極、自己満足以外の何物でもないのだが・・・

note.com の当クリエイターページのアクセス状況(2024/12/14 09:13集計)を見ると

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281ビュー コメント スキ
となっている。閲覧数ビューの大半は自分で更新時にページ表示でカウントされる分なので何んとも言えないが(多分80~90%は、自分のアクセス)
スキは、確かに読んでいただいた上の評価なので、それは感謝している。
でも、元々は評価されたい(褒めて欲しい)というより、自分はこう読みましたが、あなたはどう?
という自分の感想(ヒントにして)に対するコメントが欲しいのが発端なので、コメントなのは、やはり敷居が高いのかと思っている。
まあ、「魔の山」が、かなり難解(感想言いにくい)なのは、言うまでもないし、寧ろ、拙文を読んでくれる方が、存在している(ではない)というだけで、ホント有り難いところなのだが。

下巻を、章節毎に投稿してきたが、各節の問いかけ部分を、改めてまとめて(少し修正して)みた。
以下、コメント欲しいなぁ~(コメントのレスは多分しない、かもしれませんが・・・)↓

①.「変化」が「時間」の構成要素だとして、その「変化」に「自由意志」はあるか?

②.「肉体」と「精神」の二項対立で、「精神」の優位性を説くナフタ、「精神は常に自由の代理人」と言い、「肉体」を滅する=「死の誘惑」としたら、すなわち結末でナフタが「死」を選ぶのは必至なのか?

③.ヨーアヒムがついに耐えられなくなり下山、カストルプにも下山の意志を問われるが、カストルプは留まるという決断をする。それは「自由意志」なのか?

④.知ってしまったが為に苦悩するのであれば、知らない方がいいか?それでも知りたいか? 知らなくても構わないか?

⑤.「決める」ことの自由を求めるか? 自分が決めるよりも、それが正解であれば、人に決めてほしいか? 「宗教」はそこから?

⑥.カストルプが、「雪」の中でみた夢の意味は? 「生」と「死」の暗示なのか? 夢、忘我、時間

⑦.ヨーアヒムの「死」は、そうなることが予期されたであろう「死」のようにも思える。「勇敢な軍人として」の実直な「死」、ヨーアヒムの「死」を賭してまで得たかったものは何?

⑧.意識が認識する主体的な「時間」。あなたの「時間」感覚は?

⑨.圧倒的存在感「カリスマ」力を持った存在をどう思うか? 思い浮かぶ誰かがいますか?

⑩.「女性の愛情は受動的である」という考え方をどう思うか?

⑪.ペーペルコルンが死を選んだ(決意した)理由は? ショーシャ夫人の言う「棄権した」は妥当か?

⑫.「自由」は鈍感無感覚という悪魔を連れてくる。 何で埋めるのが、正しい? そもそも「正しい」は無いのかも・・・

⑬.自己克服というのは、「死」を伴う? それは比喩的な意味でなのか、自己否定?からの肯定へ

⑭.ヨーアヒムの霊を見たカストルプが何故、呼びかけもせずに、部屋の明かりをつけ、退出したのか?

⑮.ナフタ自決の意味するものは?

⑯.カストルプが戦場に赴くことで、取り戻した自由」は、ベルクホーフで得ていた筈の「自由」と何が違うのか?

まあ、それらしいことを書いてみたけど、あんまり意味はないかも・・・
それこそ「自由」に、コメントとして頂ければ・・・
※実は、これを書いている時点、コメントなので、コメント機能に詳しくなく(自分もしたことがなく)、それを人に求めるという厚かましさ

さあ、明日から、何をしょう? 「退屈という名の悪魔」とのお付き合いは続く(隠居老人、独り暮らし)

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