toC QAチームはどんなテストしてるの?
こんにちは!mikanでQAを担当しているchiakiです。
今回は、toC QAチームが担当しているテストやテスト観点についてお話したいと思います!
はじめに
今回紹介するのは、toC QAチームです。
toC QAチームではiOS・Android・backendのテストを担当しています。
ちなみに現在mikanでは、toC・toBのプロダクトが存在し、各領域に分かれてテストを実施しています。
toC QAチーム
・toC事業(英語アプリmikan)のアプリ内を中心としたテストを担当
toB QAチーム
・toB事業(mikan for School)のwebを中心としたテストを担当
テストの種類
toC QAチームが担当しているテストは主に2つです。
どちらも大切なテストなので、テスト前の準備をしっかり整えてテストに臨みます。
1.新規施策テスト
新規施策はロードマップから発案されたものが開発を経てQAに渡ってきますが、その際、以下のような観点でテストを実施し、施策をさらにブラッシュアップさせるためにおこないます。
施策におけるユーザーさまへの目的が達成しているか
解決したい課題が解決しているか
仕様が意図したものになっているか
周辺機能との親和性
1ユーザーとして、体験や使い心地が気持ちの良いものであるか
また、テストはQAチーム主導ですが、デザイン確認やQAチームにテストが渡る前段階での動作確認は、プロジェクトに関わるデザイナー・PM・エンジニアの方々が担当してくださっています。
※受け入れ条件とは
QAチームが、よりユーザー視点でのテストに集中できるよう、受け入れ条件(テストができる最低限の動作確認)をクリアしてからテストを渡してもらっています。
受け入れ条件をクリアできない場合はQAチーム実施のテストには進めません。
新規施策テストが完了し課題箇所の修正が終わった後、施策をリリースする前には次で説明しているリリース前テストを必ずおこないます。
2.リリース前テスト
iOS・Android・backendの各チームは、週一回リリースをおこなっているため、毎週リリース前テストを実施しています。
このテストは、コードフリーズまでに開発した新規施策やコード変更、不具合修正などが既存機能と一緒になってもユーザーさまがいつも通り安心して利用できることを担保する大事なテストです。
リリース前テストはユーザーさまに渡る最後のテストのため、QAチームだけでなく、社内メンバーも品質担保のため確認をおこなっています。
リリースに含まれる機能や変更によりますが、主に確認していることは以下の項目です。
機能にデグレがないこと
追加した施策の再確認
コード変更箇所周辺の確認
不具合の修正確認
ユーザー目線での致命的な不具合がないこと
また、機能が多くなるとテスト項目も多くなり、テスト時間が増加してQAの負担となっていきますが、iOSでは一部テスト項目を自動化し、負担を減らす取り組みをしています。
テスト実施観点で意識していること
テスト実施における観点として、常にユーザーフレンドリーを意識しています。
誤作動やエラーが起こりにくく、安心して利用できる品質の担保
ユーザー体験の良さや気持ちに寄り添った機能を追求する
なぜユーザーフレンドリーを意識してテストをおこなっているか
QAを立ち上げた当初はシステムテストが中心で、システムが不具合なく動くよう、基盤を整えることに焦点を当てていました。
その後、システム基盤がある程度整ったところで、追加のテスト観点としてユーザーフレンドリーに力を入れるようになった経緯があります。
ユーザーフレンドリーの取り組みは、mikanのvalueであるWith Userの概念が色濃く反映していると感じています。
価値を受け取ることや価値がある・ないを判断するのは、感情あるユーザーさまです。
仕様書に従い仕様通りで不具合が防止できれば良いだけでなく、さらに一歩進んでユーザーさまがプロダクトを利用したときの体験や気持ちが良い方向に向かう魅力的な品質を目指していきたいと思っています。
ユーザーフレンドリーを意識する取り組み
ユーザーフレンドリーを常日頃どうやって意識してるの?と思われるかもですが、身近なところからさまざまな視点を取り入れ、使いやすい、伝わりやすい、良い体験とはどういうことかを考えています。
1.CSチームとたくさん関わる
現在CSとQAはCS/QAチームとして同じ1つのチームで、チーム内でCSチームとQAチームに分かれています。
朝会はCS、QA合同でおこなわれ、双方の情報交換がしやすい環境であるのがメリットです。
例えば、
・現在の問い合わせ情報が聞ける
・問い合わせから仕様について、もっとこうだと分かりやすいかもという意見をもらえる
など、ちょっとした会話からユーザーフレンドリーを考えるきっかけができています。
また、CSチーム主催のユーザーフィードバック会(フィードバック・要望を全社に共有する時間)も学びの場です。
ユーザーフィードバックの詳しい記事はこちらをご覧ください。
2.ユーザーシナリオ型のテストケースを使用する
ユーザーシナリオ型のテストケースはQA立ち上げ当初から使用していて、ユーザー体験を大事にしている会社の記事を参考にテストケースを作成しました。
ユーザーさまが実際に辿るステップや気持ちを考えながらテストケースを作成するので、ユーザーフレンドリーな観点が出やすくtoCのテストにとても合っている形だと思います。
さいごに
今回は主にtoCでのテストやテスト観点について書かせていただきました。
ユーザーフレンドリーさについてまだまだ未熟で探求が必要なところもありますが、今後も常にプロダクトはユーザーさまと共にあるということを意識し、さらに魅力的な品質になるよう努力してまいります。
最後になりますが、現在mikanでは素敵な英語学習サービスを届ける新しい仲間を募集中です。
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