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アパリグラハ むさぼらない


ヨガの八支則 ヤマの中の5つ目
アパリグラハ【不貧】

貪らない。必要以上のものを欲しがらないということを説いています。

あれもこれも欲しい!得なければ!という渇望感を煽られやすい資本主義🗾

日本に限らず世界の経済・文明の発達によりネットが普及し、たくさんの情報が行き交いまくる現代。

仕事も人々との関係もうまくいかなくなっているとき、私たちはどうしても自分が大切にしていることを忘れやすく、頑張るのそっちじゃない!って方にエネルギーを注ぎがちです。


スタジオジブリの千と千尋の神隠しに出てくるカオナシが、分かりやすい例だと思います。

「自分」を失う人々。魂が抜けているような状態。

そこから自分には無いもの(千尋の性質)を欲し、沢山のものを貪った結果あんなに大きなバケモノに変わっていってしまいます。

でも、一番欲していた千尋は結局手に入らない。


以前、とても慕っていた外国人のヨガティーチャーが私にはいました。

その時の私にはある意中の男性がいて、その男性が私のことを本当の意味で大切にしようとしていないことに関してティーチャーは怒り、私たちが関係を深めることに大反対。

超絶信頼していたティーチャーから自分の選択を否定され混乱する私に、ティーチャーはこう言いました。

「君は、お腹が空いて食べ物を求めてスーパーマーケットに入り、あれもこれもとカゴの中に余計なものまでたくさん入れ、自分に本当に必要なものが分からなくなったんだ」

とても的を得た表現に納得.....

確かにその人との出会いは、マッチングアプリだったんですね😂
暇を持て余した私は(←お腹が空いて)マッチングアプリなんてものに手を出した。とそのティーチャーは表現。

今やマッチングアプリで出会うなんて普通のことですが、あれって気になる人にとにかく何人かいいね押してストックしておけるじゃないですか。

その、あっちもこっちもと意識を散らしてキープしておく感じがもう貪っているし、条件が最初に用意されているから会ってオーラを感じて好きになったわけでもないし、少しアンナチュラルな出会い方という意味では貪ってしまっていましたね。



結局私はマッチングアプリが向いてないことも感じていたので数日程度で辞めてしまい、その恋愛も諦め、本当に自分が必要なことを考え直しました。

あれもこれも欲して手に入れたとしても、それが最初は幸福だったはずなのに執着に変わり、苦しみに変わる。

貪りを手放し、本当に自分に必要な欲なのかそうじゃないか冷静になるだけで生活が芯から穏やかになり必要なもので囲まれていくということを、安心感を持って心に留めておきたい。




お読みいただきありがとうございます😊
ヨガの八支則はヤマから順に行うことが大事だと言われています。

当ブログは、そのヨガ八支則の記事を順に載せていきますので、是非、順に目を通してみてくださいね🙏🏼✨⏩

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