苦手な"表現者"について
同世代のコンテンポラリーダンサーの多くが「自由な表現」というお題目を隠れ蓑にして、ダンスを自己効力感や承認欲求を満たすための道具にしていることが嫌いだ。
そういう人はだいたいダンス史の勉強をしていない。文化をファッションや遊び道具の延長として捉えてしまっている。
勉強していないと、「芸能は観ている人と場を共有するために存在するもの」だということをなかなか理解できない。
自分が時間を割いて練習してる芸能を自己憐憫のために使えば使うほど、観客は関心を失ってしまう。このことは、