はじめに ーどうして料理を教わるのか編
昨年の暮れ、青森に郷土料理を食べにいく機会があった。青森の郷土料理には「津軽伝承料理」と言われる由緒正しいレシピがあって、津軽地方のお母さんたちが「アカツキの会」を結成し、グループで継承しているもの。私は、そこで伝承料理を教わりながら自分たちでも「風丸食堂」というも開いている若手の女性2人にご馳走になった。
那須のズンダ和え、胡瓜とミョウガと餅米の「すしこ」(和物の一種)、名物イカメンチ、そしてホッケの飯ずし(いいずし)。地元でとれる食材で、色合い、味わい、心のこもった丁寧