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INFJ×HSP、在宅勤務との相性が良すぎる
今から数年前、コロナウイルスという未知のウイルスが流行し、外出の自粛やマスク着用など、当たり前にできていたことが当たり前にできない時がありました。
コロナウイルスは、現在の多様性を生み出した一因でもあると個人的には思っています。
色々なことが目まぐるしく変わった中で、一番私に影響を与えたのは「働き方」です。
コロナ前までは月~金の週5日、すし詰め状態の電車に乗りながら片道約1時間かけて出社をしていました。
通勤だけでも一苦労なところ、HSP気質の私は周りの人の立てる音が気になってしまい、自分の仕事に集中できず、気疲れを感じることが多くありました。
コロナの流行に伴い、週5出社から週3、週1と出社日に反比例して、在宅勤務の日が増えていきました。
職種柄、パソコンとWi-Fi環境があれば仕事ができるため、気がつけば週5在宅勤務となっていました。
週5在宅勤務になったばかりの頃は、今の会社に入社したばかりで仕事の内容や、やらなくてはいけない作業などが把握できておらず、直接会話やコミュニケーションが取れないことに少しストレスを感じていました。
こちらの意図が伝わらなかったり、逆に相手からの指示が文面だと分かりづらかったり。
文面だけだからこそ冷たく感じてしまったり、変に勘繰ってしまったりと、何でも気にしすぎてしまう私にとって在宅勤務は向いていないのかも、と考えることもしばしばでした。
ですが、時を重ね、仕事の経験を積み、やるべき作業や仕事の流れがわかってくると、先ほど書いた内容が気にならなくなっていました。
チャットやメールでの文面だけでのコミュニケーションにも慣れ、相手に伝わるよう文を書くこともできるようになり、場合によってはzoomなどのツールを使って会話したりと、対面でのコミュニケーションとほとんど変わらないようになっていました。
そして、ふと気づくのです。
自分のペース、自分に合った温度の部屋、自分だけのスペースで働くことの快適さに。
キーボードを強く叩く音や、声が大きい人の会話もないし、冷房が寒すぎて身体が冷えることもない。
デスクも自分だけなので、隣の人の行動が気になったり、向かいの人と目が合って気まずくなったりすることもない。
毎日毎日、積み重なっていた小さなストレスがなくなっていることに気づき、自分の仕事だけに集中できることの素晴らしさに感動しました。
さらに言えば、INFJの性質ゆえか、計画立てて行動するのがすきなので、「今日は何時までにアレを終わらせて、午後はアレに取りかかろう。手が回りそうであれば、明日やろうと思っていた〇〇も並行して進めようかな」というように、自分の作業にきちんと向き合えるため、出社時よりも、より効率的に仕事ができるようになった気がします。
もちろん、出社の際にも純情だてて考えてはいたのですが、周りの雑音や会話に集中力を乱されてしまい、今ほどしっかりと考えられていませんでした。
HSPさんならあるあるだと思うのですが、自分ではない人が怒られているのを聞くだけでも気分が落ち込むし、隣で大きな声で会話している人がいても、そちらに気を取られてしまい、なんだかソワソワと落ち着きませんでした。
在宅が始まってからそういったことがなくなったことは、私にとってはとても大きなメリットでした。
通勤時間もなくなったため、朝も今までよりゆっくり眠ることができますし、満員電車で体調が悪くなることもなくなりました。
対面で会話をしたり、仲の良い人達とランチを食べに行くのが楽しみという方もいると思うので、そういったコミュニケーションを取ることが好きな方にとって週5在宅は、逆に孤独感を生んでしまうのかなと思います。
(MBTIで言うと、E〇〇○の方がそうなのかなぁと思っています。)
ですが、基本一人でいることが好きで、一人の時間に気力を回復するタイプのINFJと、普通の人が気にならないことが気になる「繊細さん」であるHSPの私にとっては、この在宅勤務は本当にありがたい働き方だなと思っています。
1年ほど前に体調を崩して、満員電車に乗れなくなってしまった時期があり、そちらを考慮していただいているおかげで、今でも原則在宅勤務をさせてもらっています。
パソコンの入替作業などかある時には出社していますが、年に数回くらいのため、ほぼフルリモートと言えるかと思います。
かれこれ3年近く在宅勤務をしているため、この働き方に慣れてしまい、いつ在宅勤務が終わってしまうのかと気が気ではありません。
フル出社で働いている方には頭が上がりませんが、"自分に合った働き方で働く"というのも長い社会人生活を乗り越える一つの術かなとも思うので、願わくば今の働き方がなるべく長く続くように祈るばかりです。
「私もINFJだけど分かる」「HSPなのでとても共感しました」というような方がいたら、ぜひコメントしていただけますと嬉しいです。