自分の声を掘り当てる
昨年のコロナ禍のさなかに、自分の声について考えていた。実は今まで声に自信がなかったし、コンプレックスをも持っていた。そんな自分の本当の声とは、ということを思って緊急事態宣言解除後に某所の療法的ボイストレーニングに通い始めた。
数か月かけてそのコンフレックスを解消できるほどの声が出るようになった。今まで低い声でしかまともに喋れなかったのが、実際には声域広く出るようになったのだ。母が声楽をしてたという影響もあるのだろうけど、思いのほか声を出せるくらいになったのである。自分の本当の声の発見だ。
歌唱レッスンも受けて漸く、少しハイトーンの声と気持ち低めのそこそこの声がともに出るようになった。次の段階は滑舌だ。恐らく滑舌が悪い=思い切り声が出せない、みたいな悪循環だったのだろう。今はさるベテラン声優にいろいろと指導を受けている。ここもスンナリとは行けないけれど、必死のパッチで食らいつくくらいに練習を重ねている。
自分のCVを作るのはまだ先だけど、オンリーワンのものを持つくらいにはなりたいもの。更なる高みへ一歩ずつ。先の療法ボイトレのトレーナーには「キャラが立つ声」と評された。場数を踏みたい。そのための努力を積み重ねていくだけだ。