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ベストポジション

 1年かけて声をいじってみて、漸くセッティングするのにマッチする声域がわかりつつある。今年の81オーディションの原稿をアウトプットして読んでみた。まずは男性用原稿で地声に近いところで読んだのだが、これがしっくりこない。どうも低めの声が安定しないのである。
 ならばと女性用原稿で高めに読んでみたら、意外にもフィットしたのである。スンナリと声が出るのだ。そんなところを踏まえて男性用原稿を少し高めにセッティングして読んでみると、あーっとなった。声の乗りが地声とは大違いなのだ。これには自分自身も驚いた次第である。
 試行錯誤を重ねての結論が漸く出た格好だ。気持ち高めの声でナレーションがスンナリなのだ。なんとかして得たベストポジション。この感覚は忘れてはいけない。そして次の段階、声の表現の多様性を身につけることを手掛けたいと思う。

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