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【東京うつわ散歩】日本民藝館周辺をめぐるうつわ散歩 ~ 駒場東大前編

民藝のうつわを見に ちょっとだけうつわ散歩


うつわライターのため、仕事と趣味を兼ねてうつわのイベントやお店に通っています。

今回は、井の頭線「駒場東大前駅」周辺のうつわ散歩の記録を紹介します。

この辺りには、民藝好きには知られる「日本民藝館」や民藝店など、少しですがうつわに関するスポットが点在しています。

歩きやすい距離ですし、渋谷からも近くなかなか便利な場所。
にもかかわらず、人混みとは無縁な?穴場スポットです。

民藝って何? 日本民藝館ってどんなところ? 
駒場東大前って東大以外に何があるの? 
など気になった方はお散歩してみて下さいね!

以下、私が訪れた順に見どころスポットを紹介します

駒場東大前周辺の みどころスポット

1.日本民藝館

日本民藝館は、1936年に民藝運動の提唱者である柳宗悦が開設。
名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具である「民藝」(民衆的工芸)の品が展示されています。

私の目的は、もちろんうつわ
日本民藝館展が開催中だったため、入選作品の陶磁器やグラスのほか、所蔵品のスリップウェアやちむんなどをじっくりと鑑賞。大満足のひとときでした。

日本民藝館は、建物も見どころの1つ。大きな蔵のような本館は柳の設計。靴を脱いで、展示を見て回ることができるのは、なかなかない経験です。
本館向かいにある西館は、柳の元住居。こちらも見ごたえがありますよ!


2.カフェ「BUNDAN」(日本近代文学館内)

日本民藝館で展示をじっくり見た後は、以前から気になっていた日本近代文学館内のカフェに「BUNDAN」へ。

私がこのカフェを訪れた理由は、ブックカフェとして知られているから。
外出先のカフェで読書するのが趣味なので、いつか行ってみようと思っていました。

日本民藝館から徒歩5分ほどで、駒場公園内にある日本文学館に到着。
1階奥のカフェは天井が高く、壁一面が本棚。

1人だったので、相席可能な大きなテーブルの端っこに座り「シェイクスピアのスコーン」と寺山修司さんの作品にちなんだ「寺山」というコーヒーをいただきました。

このカフェはメニューがユニーク。
文豪にちなんだメニュー名で、メニューの解説を読むだけでも楽しいですよ。

大きめのスコーンを味わいながら、うつわの記事が掲載されている雑誌を数冊読む時間は幸せでした。
今度は食事メニューも試してみたいです。

ちなみにこのカフェは、文学館への入館料は必要なくカフェだけの利用もOK。
今回は立ち寄ることができませんでしたが、駒場公園内には以下のような見どころがあります。時間のあるときに再訪したいですね。

駒場公園内の旧前田家本邸和館の入口。あとから知ったのですが、無料で拝観できるそう。


公園内にあるおしゃれすぎる公衆トイレ!


駒場東大前方面に戻って、駅の反対側(東大とは逆側)に向かいます。

3.べにや民芸店


昭和37年創業の民芸店。駒場東大前の商店街内のビルの2階が店舗です。
決して広くない店内には、陶磁器から織物、木工などさまざまな品々が並びます。

日本各地の手仕事品がぎゅっと集まっているので、日本民藝館とセットで行くのがおすすめです。

作家さんの個展も随時開催されており、タイミングが合えば作家さん本人に出会えることも。店員さんがにこやかで親切なのもいいですよ。


4.うつわparty

この看板が目印!

駒場東大駅から徒歩3分。住宅街にある作家物のうつわのお店。
作家さんの個展のほか、「酒器展」などの企画展などが随時開催されています。

行く度に違う作家さんのうつわに出会えるのがいいですね。
不定休なので、スケジュールをチェックしてお気に入りのうつわを逃さないようにしましょう!


歩きに自信があれば ちょっと足を伸ばして渋谷方面へ



器まるかく

京王線「神泉」駅近くにある和のうつわの専門店です。
日本各地の作家さんのうつわのほか、骨董のうつわも充実。たまに店頭でお買い得品が並んでいるので、チェックするのが楽しみです。

古い家具を使ったディスプレイも素敵。
行くとぐるぐると何周もしてしまい、長居してしまう素敵なお店です。
オンラインショップからの購入も可能ですよ。


戸栗美術館

まるかくからは徒歩約10分。Bunkamuraの裏辺り、消灯の高級住宅街にある、陶磁器専門の美術館です。特に充実しているのが、古伊万里や染付など。
年に4回企画展を開催しており、どれか1つには行くようにしています。

解説文が分かりやすいので、ひととおり読んでじっくりと鑑賞。
実物を見ることで、うつわの専門用語(技法や文様の意味など)が理解しやすくなりますよ。


渋谷区立 松濤美術館

 戸栗美術館から歩いて5分程度。数年前に大倉陶園の「華めく洋食器」展を見にいき、華やかな絵付けのうつわの数々を目にすることができました。

 区立の美術館なので、入館料は500円。充実の展示内容でした!
気になる展覧会があれば、また行ってみたいと思います。 


駒場東大前は思った以上にうつわの街だった?

今回は、日本民藝館をメインに駒場東大前付近の散策コースを紹介しました。

駒場東大前というと、東大以外に何があるの?というイメージの方もいると思います。
しかし、紹介したとおり、都内在住者でも知らないような、名所がある穴場スポットなのです。

渋谷に近いので、帰りには渋谷でショッピングや食事、美術館巡りなどを楽しむのもいいですよ。

うつわや民藝好きの方、いつもと違うお散歩コースを探している方、ぜひ歩いてみて下さいね!

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