【エッセイ】頭動いちゃうの、とめて
「面白い話を作りたい」という欲求が二年くらい前に現れて、それからずっと私の隣に居座っています。どうしてなのか分からないけど、書いたこともないのに突然脚本を書きたいと思い、それなら先に演じてみようと、「劇団Clowncrown」に飛び込みました。その時劇団はインプロバイゼーションという、演者がその場の即興で話を作って演じる、という種類の演劇に力を入れ始めた頃で、頭を柔らかくしたい、そして物語を作ってみたいと思っていた私にはぴったりの場所でした。即興の舞台ではアドレナリンが出て、