【イタリアロックダウンの現状】フェーズ2
フェーズ2の計画が発表されました。
コンテ首相は、「イタリアを愛しているなら、人との距離を保とう。長く厳しい挑戦が私達を待っています。全てのイタリア人は強くて勇気ある人々です。批判や非難は置いておいて、今しなければならないことをしましょう。」(←私の要約)とメッセージを発信し、以下の規制緩和を発表しました。
5/4~
州内の移動可、公園(人数制限、コントロールの上で)、一人での屋外トレーニング可
家族であれば会いに行っても良い。
自分の住所以外でロックダウンをしていた人は、自宅に戻って良い。
5/18~
レストラン(持ち帰りのみ可)、博物館、美術館が開く
チームでのスポーツのトレーニング可
6/1~bar, レストラン(イートイン)、美容室が開く
9月〜学校の開始
正直、64日目を迎えた私達にとっては、大きな光です。でも、ここまで耐えてきた我慢が一瞬で無駄にはならないか、不安でならないし、みんなが決まりを守れるかなんて、保障は出来ません。そして、緩和策が始まるからといって、ウイルスが消えたわけではない。解決策も見つかったわけではない。最大限の注意深さを持った上で、ウイルスと共存していく。それしかありません。それはきっと、地球(自然や動物たち)と共存していくことでもあるのかなと思います。
元の世界に戻ることは、もうないのかなと思いますが、New Normalを見つけていく。引き続き、平常心を保って、日々を丁寧にやっていこうと思います。
ロックダウン64日目を迎え、この日数は、人の人生みたいなもんじゃないかなと思っています。
1週間目は、まだ7歳で周りで何が起こっているのか分からず、急に休みになったことで嬉しかった。
2週間目は、14歳、思春期を迎え、ちょっとずつ何が起こっているのかも分かり、でも発散したいストレスやイライラが抑えられない。
3週間目になると、21歳。そろそろ大学も卒業だ。自分がこの環境でできることは何だろうと考える。
4週間目は、28歳。自分なりの人生の指針が出来てきて、落ち着きも出てくる。が、飽きも出てくる。
5週目は、35歳。脂が乗ってきて、ルーティンにも慣れ、ちょっとやそっとじゃ動じなくなる。
6週目は、42歳。淡々と日々を丁寧に過ごす。少しずつ周りも見え、自分のことだけでなく、周りのことにも目がいくようになる。
7週目は、49歳。自分が何歳だったか分からなくなる。まあ、でも生きているし、家族は元気だし、それで幸せだ!
8週目は、56歳。もうすぐ定年だし、落ち着いて自分の日々をどうやって過ごすか考えるか〜。
9週目は、63歳。もう定年したし、好きなことをして余生をゆっくり過ごそうか。もうそんな毎日にも慣れてきたよ。
という感じです。
私は、リアル64歳の気持ちは分からないけど、ロックダウン中の精神状態についての理解は、日本のみんなより経験があるんじゃないかと思うので😅
だから、今ある不安やイライラや恐怖が、いつまでも続くわけじゃないことを忘れないで欲しい。そして、そんな時だからこそ、自分で意志を持って行動していくことが、情報やネガティブ要素に心を支配されない策だと思います!
そして、何より『笑い』を忘れないことかなと!😂👍
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