【ロックダウンの経験から学んだこと】

自宅引きこもり生活も7週間目に入りました。
自粛という言い方ではなく、『ポジティブにおうち生活』と思って、皆さんに始めてほしい。

私のこれまでの経験からの気付き、学びをここにまとめておきたいと思います。

まず、外出出来なくなって最初に思ったこと。人は、とても社会的で文化的な生き物であるということ。もちろん、飲み食いが出来て、睡眠が取れて、安心して過ごせる家があれば、人は生きていられるかもしれない。でも、それだけでは何かが足りないことを、なくなって初めて気がついた。
そして、いくらテクノロジーが発達して、コミュニケーションが取れても、やっぱり自分の体で動いて、外に出て、自分で景色を見たいし、人に会いたいし、話したいし、笑い合いたいし、時間を大好きな人達とシェアしたい。そう思うのが、人間の自然な欲求なんですよね。結局は、テクノロジーだけじゃ私達は物足りない。
でも、テクノロジーのおかげで、私の他国に居るおうち生活中の友達や日本の家族や友達との心の距離は近くなった気がする。だって誰も出かけられない状況だと、みんなオンラインですぐ会えるような気分がする。
人(一人ひとり、そして社会)を豊かにしてくれているのは、人であり、文化であり、芸術である。こんなにも心から切望したことはない。
当たり前にあることへのありがたみ、なくして分かるありがたみ。

ただ、ここまで書いたことは、豊かな生活をしている自分だから言えることであり、行動の自由や、安心して生活が出来ない状況にいる人々は今も世界中にいる。戦中にいる人達、難民キャンプの人達、そしてstay homeが出来ないホームレスの人達、明日の生活がどうなるか分からない貧しい生活を余儀なくされている人達。
私達は、初めて彼らの立場を実体験を通して、ほんの少しだけど理解する機会を得ているような気がする。そして、この経験が、彼らへの優しさに繋がり、もっと協力出来る世界への一歩になってほしいなと願ってみたり。
そして、医療の国際協力ももちろん重要だけど、お互いの経験や情報の共有、協力もすごく大事なんだと学んだ。私の想いや言葉を読んで、それを伝えようとしてくれる人がたくさんいてくれる。本当にありがたい。

今世界で自宅待機をしているみんなは、明日が見えない不安な時間を過ごしている。
でも、「明日がある」ことに疑いも持っていなかった私達は、いかに幸せだったんだろうと思い知らされるし、だからこそ一日一日をもっと大事に、今日を健康にいられることに感謝して生きるようになった。

Spring is already waiting for us out there, but we should give up meeting her this year, in order to enjoy her much more than ever with a lot of appropriations and love. For now we look forward that day with better version of me, better version of us as human❤️
春はもう外で待っているね、でも、今年は彼女に会うのは我慢して、次の春に春をもっと、今までにないくらいの感謝の念とありがたみを持って、春を愛せる日を今は楽しみにしよう。
このコロナウイルスの全てが終わった時に、よりよい世界や、よりよい人類の姿がそこにあるように、今はこの危機をみんなで乗り越えよう。

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