コテンと眠るための読書・・・映画『ナイル殺人事件 2022』から小説『アクロイド殺人事件』・・カボチャつながり
映画『ナイル殺人事件 2022』のひとコマで「ポワロの永遠の趣味はカボチャなのだ!」と知って、ずいぶん前に読んだ「アクロイド殺人事件」のポワロ登場のシーンを思い出し読み返しました。
文庫本をさがしてダンポール箱を何箱もひっくり返さなくても、「グーテンベルク21」のおかげでKindle Unlimited、すぐに読めます。
久しぶりに再読して、この作品は「第一人称小説」であることに改めて気づきました。
そういえば、シャーロック・ホームズの第一作目の「緋色の研究」もワトソン博士の「第一人称小説」です。
同じ頃、日本では夏目漱石の「こゝろ」がやはり同様の「第一人称小説」です。
ついでながら、ワトソン博士と同年代の日本の軍医は森鴎外です。もし、鴎外が独逸でなく英国へ赴任していたら、二人はであっていたかも知れません【シランケド】
同系の「第一人称小説」ですが、「アクロイド殺人事件」と「緋色の研究」では大違いです。「緋色・・・」は、これから始まるシリーズの第一作という位置付けですが、「アクロイド殺人事件」はすごい仕掛けで、たぶんポワロシリーズの代表作ともいえるミステリーです。
あまり書くとネタバレになるので・・このへんで
kindle Unlimitedで気楽に読めますので、おすすめです。
「オリエント急行・・・」にしても「ナイルに死す」にしても、ポワロのラストシーンは・・・いい【うん、ほんまやで】
以前記事にした「バートラム·ホテルにて」も一風変わったミステリーで、改めてアガサ・クリスティーの幅の広さは尋常ではありません。
「名探偵ポワロ」にしても、「ミス・マーブル」にしても、シャーロック・ホームズにしても、ブラウン神父にしても・・・・・きりがない
ドラマ化され、それぞれヒットして、ケーブルTVやひかりTVで毎日のように観られる環境になって、観れば観るほど原作の素晴らしさに気づく今日このごろです。
まとめ
「ついに月に1冊の本も読まない」人が6割に越え、というセンセーショナルな記事がでていました。
見出しをみた瞬間、月(お月さま)に行く旅にもっていく1冊の本・・・無人島のもじり・・・また「歎異抄」か? と思い浮かべながら、よく読むと「23年度調査で漫画・雑誌を除く書籍(電子書籍含む)を「1冊も読まない」と回答したのは62・6%」ということでした。
読書のうちに「電子書籍」が入っていてなによりめでたい【うん、ほんまやで】
「漫画」が仲間外れもおかしな話で、なにを根拠に「読書でいえばない」と決めつけるのか意味不明。「雑誌」にいたっては文芸誌というしっかりしたジャンルがあって、これは読書でしょう! 書籍にしても、アプリやプログラムの取説は読書に入らない【うん、ほんまやで】
とかく一っくくりがいけない。みんなちがってみんないいってみすずさんのようにはいきませんか・・・・・アガサ・クリスティの作品はけっこうみすず的で、みんなちがってみんないい!