読書のキッカケ・・マタマタ天声人語・・春樹に励まされ、再びカラマーゾフ・・・
たびたび記事にした「読書のキッカケ」、マタマタ朝日新聞の天声人語を読んで、それに触発された読書です。
2021年12月28日付の天声人語は、ドストエフスキーでした。
その後半に、村上春樹の言葉が引用されています。
「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことない人だ」
『ペット・サウンズ (著)ジム・フジーリ(翻訳)村上春樹 (新潮文庫)』のあとがきからの引用のようです。
『カラマーゾフの兄弟』は、何度も「中折れ」しています。
しかし、幾多の中折れの経験の中でもっともワレながらあきれるものに亀山郁夫先生の『カラマーゾフの兄弟』があります。
この文庫の第一巻には、先生のサインがあります。
文庫版にサインをたのむほうも頼むほうだし、文庫版にサインをしていただける著者も著者だけれど、この行為に好意を感じつつ、十数年「積読」にしているワレにワレながら呆れてしまう。【うん、ほんまやで!】
まさに「読破したことのない人」の典型でありましょう。
さて、「コテンと眠るための読書」で超長篇を記事にしてきましたが、
村上春樹にはげまされて『カラマーゾフの兄弟』の読破をめざします。
いつものように、「日本の時代小説」「中国の時代小説」「現代物でも外国を舞台にしているもの」「日本を舞台」と毛色の違う小説のパラレル睡眠導入読書です。
幸い『カラマーゾフの兄弟』は、舞台も時代も今読んでいる書籍とバッティングしないのでOKです。【うん、ほんまやで!】
今回、中折れしない決意で、まあ・・1年、2年かかってもいいか・としました。
『大菩薩峠』と『丹下左膳』、『銭形平次』、『右門捕物帖』、『鬼平』、『平賀源内捕物帖』、『顎十郎』、『半七』、『早耳三次』・・・どれが先に読破できるか・・その夜その夜の風まかせでいきます。
文庫本があっても、やはり電子書籍で読みたい
折角、亀山『カラマーゾフ・・・』を文庫で揃えているのですが、
やはり読みやすい電子書籍、kindle版にしょうとおもっています。
亀山『カラマーゾフ・・・』は、Kindle Unlimitedでも読めます。
そんなわけで、kindleを検索していたら、なんと・・・・・
米川『カラマーゾフの兄弟 』1~4 (岩波文庫) Kindle版 米川 正夫
原『カラマーゾフの兄弟』(上中下)(新潮文庫) Kindle版 原 卓也
まで、kindle版にありました。
また、
中山『カラマーゾフ・・・』も無料版(青空文庫)があります。
ただし、無料版は「上」だけです。青空文庫の方も「中」と「下」は作業中です。
中山省三郎は、ツルゲーネフの『猟人日記』でお世話になりました。詩人・中山省三郎の魅力が遺憾なく発揮されている作品です。
サンプル版で読み比べします
中山『カラマーゾフ・・・』、米川『カラマーゾフ・・・ 』、原『カラマーゾフ・・・』亀山『カラマーゾフ・・・』とサンプル版をダウンロードして、読み比べしてみるのもオツなものです。
それからじっくり訳者を選べば良いと思っています。
リベンジなら米川正夫の岩波文庫でしょう・・・・・・
たぶん、どれよりも読んだ気がするとおもう・・・【リベンジやで!】
kindleのサンプル版をダウンロードして、
いきなりの表紙・・懐かしい岩波文庫の表紙です。
みているだけでインテリゲンチャになってしまう不思議な図柄【ほんまやで】
何度となく、中折れしてきた岩波文庫の『カラマーゾフ・・・』・・・・・
これを読破してこそ、【リベンジやで!】
まとめ 読破できない・・・中折れ・・・脱出案
中折れしない決意で、まあ・・1年、2年かかってもいいか・としました。
中折れしそうになったら、毛色の違う作品を挟んで、再起を期すること。
例えば、『丹下左膳』、『大菩薩峠』、『銭形平次』などへ避難して、気持ちが戻るのを待つようにします。
あとがき
タイトルを、よく記事にする「コテンと眠るための読書」シリーズにしょうか、「読書のキッカケ」にしょうか迷いましたが、どっちでもいいかと「ダルマサンガコロンダ・・・」の結果、「読書・・・」にしました。【アシカラズ】