【変体仮名 ことはじめ-10】 古文書(江戸版本)を読みたい!談志落語から原文(影印くずし字)、今度こそ読みますリベンジ!・・・源氏物語以前の顛末-10
談志のひとり会から『源平盛衰記』といった軍記ものがお噂になっているので、原文(影印くずし字)にあたってはみたものの、漢字とカタカナ・・・「くずしもなければ、変体仮名も連綿もなし・・・
散々な目に遭いましたがそれにもめげず、リベンジ!
原典をかえればいいことで、目的の「変体仮名」訓練に役立ちそうな原文をみつければいいのです。
そのために、手法をかえました。
「変体仮名」の訓練になる原典(影印くづし字)から先にさがす
いつもだと翻刻(解説文)から先にさがし、入手してから、原典(影印くづし字)を探しますが、先回の失敗の轍を踏まないよう、今回は逆にしました。
原典(影印くづし字)をさがすのに、
まずは、国立国会図書館デジタルコレクション
大学の古典籍総合データベースなどで検索します。
「源平盛衰記」のリストから
「源平盛衰記」で前回の漢字➕カタカナになってしまったので、
下の方にある「源平盛衰記図会」を閲覧しました。
国立国会図書館では、
絵本系もあります。
リストの冒頭に〔絵本〕とありますから、みてるだけで楽しい
目的にあった版本にあたりました。
「源平盛衰記図会」
これなら、「変体仮名」の訓練になりそうです。
翻刻(解説文)がなくても読めそうな気がしますが、翻刻(解説文)を探します。
理由:どこかでつまずくと、独学で教えてもらえる人がいないので、解決に時間がかかります。そうなるとめんどくさくて挫折します。
それを避けるために、一応翻刻(解説文)を探します。【カンベンしてくれ!】
翻刻(解説文)を探す。同名「源平盛衰記図会」で探す
明治・大正期であれば、翻刻(解説文)になっているようです。
冒頭部で同一モノか、念をいれて確認します。
読みたいシーンを翻刻(解説文)からさがす
1 ひよどり越え
2 那須の与一
翻刻(解説文)の目次から探します。「ひよどり超え」は曖昧な記憶です。
目次を追っていくと、372ページ(巻之五)にありました。
(巻之五)を頼りに、原典(影印くづし字)を探します。
(巻之五)が分からないと、探すのに苦労します。【あぁ、しんど!】
同じように、「 那須の与一」を探します。
まとめ
目的:「変体仮名」訓練のためを忘れないで、
「読めるもの原典(影印くずし字)」を見つけます。
独学の場合は、翻刻(解説文)を探します。
独学で教えてもらえる人がいないので、どこかでつまずくと解決に時間がかかります。そうなるとめんどくさくて挫折します。
読みたいところだけピックアップして読む・・・長続きのコツ
冒頭から読んでいくと、うんざりすることがママあります【うん、ほんまやで!】
それに冒頭から読みはじめて途中で放棄すると挫折感が・・・・・
これが、気に入った箇所をピックアップして読んでると「途中で放棄」感が全くないので挫折感がありません。
さて、『源平盛衰記』ひよどり越えと那須与一を読む準備が整いました。
読み始めます。