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好きな音楽を知られるのが何より恥ずかしい👾

中学一年生のとき、三学期の最後までクラスに1人も友達がいなかった。
自分の通ってた中学って色んな小学校から集まるんだけど、勢力分布にだいぶ偏りがあって、最大派閥は8割くらいを占めてたかな?私の小学校から来た人は1割くらい、クラスに男女合わせて5人くらいしか知り合いがいなかった。
元々小学校でも友達の少なかった私、もちろん同じクラスになった知り合いも知り合い程度で、当時は今より人見知りも激しかったし、みんながどんどんグループになってく波を乗りこなせずにザブン!🌊🏄‍♀️気づいたらみんなどこかしらの島に拠点を構えているのに自分はぷかぷか救出待ち状態。
でも、時分で特に何とかしようという気もなく、どこかに漂流するまで、1人で本でも読みますか。と言った具合に休み時間はいつも1人で読書をしてた📚
これって結構、思春期には恥ずかしい。
だって、みんな誰かとおしゃべりしたり、自由帳にお絵描きしたり、プロレスとかドロケイみたいなことしてる。
大人になると、みんな自分の好きな時に好きなところに行けて、自分の時間を生きてて、ひとりが気にならないことが多いけど、教室の中でどこにも行けなくて一人でいるのは孤独が強く居心地が悪い。寝たフリをしてるなんてこともあった。
ココ最近1番おもしろい!!と思ったシリーズものの2冊目、おもしろい本で夢中になれるほど孤独感も紛れるというもの。
そしたら、1人の女の子が近づいてきて、「何読んでるの?」って聞かれた。元々、自分の好きな物とか興味あるものを人に話すのがニガテだった私、おずおずみせたら「つまんなそうなの読んでるね」と、言われた。
ガーーーーン。今の私なら、「え~おもしろいよ~」と言えたり、「聞いてきたのになんだよ笑」とか、言っただろう。
でもその時はガーーーーン、と同時に、恥ずかしい。私の興味あるものって、変なんだ…と、思ってしまった。
ここから決定的に人に自分の趣味嗜好を話すってことが、ニガテになってしまった。すごく怖くて恥ずかしい。だって、変に思われたり、好きな物を否定されたら、それでも好きだよって言える強さがない。悲しいもの。

ニガテ意識が消えたのは大学生くらいかなぁ。
ちょうど自分らしくみたいな風潮が世間的にあった気もするし、周りが大人になって、個性みたいなものをそれもいいね!と認めたり、自分自身のすき!を愛せるような年齢になっていってたのかもしれない。(子どもって、みんなと一緒じゃないと、へんなの~とかいう、残酷)
とにかく人の好きな物を否定するような人間が私の周りには絶滅したのだ。ありがとう。

大人になった私はぬいぐるみが好きだし、ガチャポンが好きだし、山奥の廃墟を見てどんな人が住んでたんだろうとワクワクするのが好きだし、YouTubeの怪談をBGMに就寝するのがチルタイムだし、タイの俳優が好きだし、中国アニメが好きだし、陸上短距離を見るのが好きだし、メジャーじゃないバンドが好きだ。
そういうことを隠さずに人に好きといえる。

でも具体的にどんなアーティストのどんな曲が好きかって話題だけは、いつまでたっても苦手だ。曲には歌詞があるから、どんな曲が好きかでその人のことがよりわかってしまう気がする。
曲の歌詞を聞いて、へぇこの子はこういうのが響くのねと思われたら頭の中とか自分の心の傷みたいなものが丸裸にされるような気がして、こればかりは恥ずかしい。
だから仲のいい友人や恋人とか、特別な仲の人が出来たら、それぞれ好きな曲TOP5のプレイリストを作って交換しようというのをやることにしてる。好きな曲が知りたい、知って欲しいと思うのは私にとって最も特別な愛の告白みたいなものなのだ。
これだけは今後も恥ずかしがって特別内緒にしておきたいと思う。


👾💬ここで出会えた皆さんに特別に好きなアーティストをご紹介

シンガポールのインディーズバンド、sobsです。
キラキラした感じのサウンドが好き。
どの曲も好きだけど、好きになったきったけはこの曲だったかな。良かったら聞いてみてください( ˊᵕˋ*)



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