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Adobe Design Jimotoに参加してきた
去る2月1日、Social Compassの中村さんに誘われて、四ツ谷までAdobe Design Jimotoのワークショップに参加しに行ってきた。
デザインの力で社会課題に挑む #DesignJimoto Local Meetup 『社会課題 ×コミュニケーションデザイン』
DESIGN JIMOTO Local meetupとは
まずは、Adobeの武井 史織さんのJIMOTO Local meetupの説明
Adobe Creative Cloud コミュニティーチームは、日本全国に存在する様々な課題に『デザインの力』で向き合うイベント「Adobe DESIGN JIMOTO」を各地域のパートナーと共に実施してきました。課題意識を持ったより多くの方々に、この課題解決・問題提起型プログラムを活用してもらうため「DESIGN JIMOTO Local meetup」を新たに立ち上げ、誰でも実施出来るようにガイドラインを作成しました。それぞれが抱える実践的な課題にデザインのプロセスを通して向き合うプログラムです。
最初は日本から始まったこのイベントも、現在は多くの国で行われているらしい。
今回のテーマは「社会問題をデザインで解決する」
ということで、そのまんまのことをカンボジアで活動している中村さんのセッション。
こちらの記事もご参考までに
「時間がない」の正体とは?
この日のファシリテーターは 西 拓哉 さん。
このワークショップでは、解決策ではなく、解決策が出るような質問を考えようという対話中心のワークショップだった。
西さんが「間違った問いからは間違った答えが出てくる」と言っていたが、これは一理あるなぁと。
個人的な考えになるが、疑問というものは全て正しく、間違った疑問というものは存在しないと考えている。
しかし、疑問を解決するための手段には、確実に間違った手段が存在する。
ドラッカーもちょっとニュアンスは違うが、似たようなことを言っている。
曰く「間違った問題への正しい答えほど始末に負えないものはない。」
疑問に対し、正しい答えが出てくるような問いを考えるスキルは、非常に重要なものだ。
そして今回、質問を考えるのためのテーマは、みんなが普段つい使ってしまう「時間がない」という言葉。
私たちはいろんなシチュエーションでこの言葉を使ってしまうが、これを解決するための質問を、グループで段階的に考えようとのこと。
面白かったのは、このいくつかの段階を固定されたグループで行うのではなく、段階ごとに席を移動し新しい面々と話し合うこと。
そこで「前のグループではこんな感じに話した」のように情報共有を行うことで、異なる視点の意見が広く共有されるところがとても良かった。
最後は最初のグループに戻って、対話してきたことを共有し、グループごとに「質問」を発表する。
出てきた「質問」も各グループにより、かなり毛色が違っており興味深かった。
あっという間の時間だったけど、機会があればまた参加したいなと感じた。
(記事中の写真は全て西さん提供のもの)