私が認知症になっても困らないために、いま、伝えておく100のこと。その37

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ヘルパーになりたての頃、毎日時間に追われていた。

そんなある日、ヘルパーの先輩から、

「季節の変化に、気付いてる?」

そんな事を聞かれて、ん?ってなった。

「この仕事はね、季節を感じれる余裕がないとダメなのよ。ほら、これ、どうぞ。」って、差し出されたのが、金木犀だったような気がする。


そういえば、専業主婦の、子育て真っ盛りの時は、子供と歩けば、季節を感じる瞬間が多かったけど、いつの間にか、そんな余裕を無くしてたことに、その時、気づいた。

その先輩のその一言は、新米ヘルパーだった私の脳裏に刻まれ、

『季節を感じる暮らしを大事にする』は、介護職として大切にする柱の一つとなったんだった。私の理念の一つ。


グループホームの立ち上げに関わった時には、庭には、実のなる木を植えた。数年たって、その木から、柚子や、みかんがたくさん実るようになって、利用者さんに楽しんでもらっている。

柚子もみかんも、香りがいい。食べれなくても、香りから、五感を刺激してくれる。

もう少し、ゆっくりとした時間を取れる様にしよう。沢山の予定を入れないようにしよう。たくさんのやるべき事と思ってる事は、本当にするべきこと?モノの断捨離だけじゃなくて、思考の断捨離もしておこう。


それで、私が認知症になっても、季節を感じる暮らしが出来るためには、娘たちに、季節だね〜。って、気づいてもらえる仕組みを考えておかなくちゃ。😌😌


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