【ブランディング戦略】中小企業勝利の法則❷選
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一般的に中小企業が大企業と同様のやり方で成功することは非常に難しいと言えます。
本記事では、独自のブランディング戦略で成功をつかみ取った中小企業2つをご紹介します。
例❶ BOTANIST
みなさんは「BOTANIST」をご存じでしょうか。
BOTANISTはシャンプーなどのヘアケア製品を中心に取り扱い、若い女性に絶大な支持を得ています。
“植物とともに生きる”
をブランド理念に掲げ、植物由来の原料に徹底的にこだわったプロダクトを提供しています。
現在は、自然派のヘアケアブランドとして確固たる地位を築いてるBOTANISTですが、実は大企業のプロダクトではありません。
「I-ne」という大阪にある小さな会社(最近上場しましたが)こそがBOTANISTの産みの親なのです。
✔︎ ヘアケア市場
かつてのヘアケア市場は、大企業のプロダクトで寡占状態を形成していました。
・P&G(パンテーン)
・花王(メリット)
・資生堂(TSUBAKI)
これらの大企業の主要ブランドがしのぎを削り、その他の勢力が非常に参入しづらいカテゴリーだと言えます。
✔︎ BOTANISTの戦略
では一体どうやってブランドを世間に浸透させていったのか、その答えはソーシャルメディアにあります。
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BOTANISTは広告宣伝をほとんど行いませんでした。
その代わりに、Instagramを中心としたSNSを活用したPRに非常に注力しました。ターゲティングを若者設定し、現代の若者に最も伝わりやすい方法でPRを進めることで、かつてのヘアケア市場での生き残りの難しさを打破したのです。
例❷ Cotopaxi(コトパクシ)
アメリカのアウトドアブランドCotopaxiも独自のブランディングを持つ企業です。
2013年に創業した若い企業ですが、ザ・ノース・フェイスやL.L.Beanなどのブランドと比較すると規模的には劣ります。しかし同ブランドは若者を中心として熱狂的とも言えるファンの獲得に成功しました。
その大きな理由として「ブランドの理念」が挙げられます。
“Gear for Good”
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アウトドア製品を作り売ることを通して貧困を助ける
これがCotopaxiの理念です。
✔︎ Cotopaxi製品
Cotopaxiの人気商品であるバックパックはフィリピンの工場で一つ一つ手作りされています。カラーパターンやデザインの一部もフィリピン人の職人に裁量権を委ねており、フィリピンの経済面でも、工場で働く人のやりがいの面でも大きくサポートしていると言えます。
他にも、ボリビアは年収が100ドル以下ととても低いことで知られていますが、ボリビアの放牧民が育てるリャマの毛を使ったジャケットを展開し「貧しいコミュニティを応援する」とい意味合いを持たせています。
✔︎ Cotopaxiの戦略
製品の性能差がほとんどなくなった現代において、製品の裏にある「ストーリー」にフォーカスすることで、差異化に成功しました。
✔︎ まとめ
成功するコンテンツは「オンリー1」であることが必要だと言えます。
noteクリエイターの皆様も自分の記事が似たようなジャンルの人と比較して「何が違うのか・どこにフォーカスするのか」をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。
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