手書き文字のぬくもり
こんばんは。今日も福音館書店の月刊絵本についてです。
今日取り上げるのは『こどものとも年中向き2021年10月号 こだぬきぽんたのほしいもの』です。
作:たけがみたえ
全体的に右に倒れ気味の文字が並ぶ中、「ん」と「え」が終筆に向かって次第に右上がりになる癖字はなかなか独特のもの。(画像の「え」がごめんなさい、切れています)
極端な右下がり「ぬ」の数文字後に右上がりの「ん」を配置することで全体のバランスを取ったのでしょうか。
お世辞にも「達筆」とは言えない手書き文字。しかし、仮にこれがもし活字であったとしたら……。わたしはこの本を手に取らなかったかもしれません。
この手書き文字を見て、とてつもなく愛らしく感じました。そして、「かわいい」とは言い難い画風とのミスマッチ感も最高です。絵柄や色使いはやや怖めなのですが、にもかかわらず「ぽんた」はかわいいんですよね。
それでは。
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