自称書道家さんの危険なひとこと
某SNS書道グループでの話。
明らかに上手い年配の方(超ストイック)が臨書作品を投稿。その方に対し、何と若手の自称書道家さんが「お手本書きますよ」とコメント。
自称書道家さんは自称の方には珍しく古典臨書を懸命になさっていて臨書作品をしばしば投稿されていたものの、何と言いますか「どれも自己流で、書き分けがあまり出来ていない」感じが見受けられました。顔法でおなじみ顔真卿の楷書も思いっきり露法で穂先見せ見せにして筆を入れるような。
かたや、超ストイックな投稿者さんは技術や知識があるがゆえに細かい箇所まで追究/追求し「ああでもない、こうでもない」と思い悩んでいたもよう。
第三者もしくは傍観者であるわたしが客観的に見て、超ストイック氏と自称書道家さんの技術には雲泥の差があったのですが、自称氏からまさかの
「悩めるあなたのためにお手本書きますよ」のようなコメント。
「うわっ」思わず絶句するわたし。
超ストイック氏もやはり驚愕したようで、コメント欄にて怒りを露わにしていましたね。
しかも、その後の書き込みから超ストイック氏は「プロ」であったことが判明。ストイックなのも至極当然。
超失礼なコメントを書き込まれた自称氏は、この件に関して一切コメントせず。「失礼いたしました」のような謝罪があるのかな、と思っていたのですけど。
それにしても。何故、自称書道家さんは自分の方が優れた技術を持っていると誤認してしまったのか。目習いの不足でしょうか。「知識や技術がない/低い」「知らない」「分からない」って怖いですね。それとも怖いのは若さなのか。色々と考えさせられる投稿でした。
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