杉谷伸子

日々の雑感も書きたい映画ライター。 『anan』『SCREEN』など、女性誌や情報誌でお世話になってます。Yahoo!ニュースエキスパート オーサー。 日本映画ペンクラブ会員。/大人は素直になれない。 名作映画も「そこ?」ってところがツボだったりする。

杉谷伸子

日々の雑感も書きたい映画ライター。 『anan』『SCREEN』など、女性誌や情報誌でお世話になってます。Yahoo!ニュースエキスパート オーサー。 日本映画ペンクラブ会員。/大人は素直になれない。 名作映画も「そこ?」ってところがツボだったりする。

最近の記事

『破墓』と『DEADMAN』。漢字の力の脳内相乗効果。

テーマがリンクする作品が同時期に公開されることがある。 観る前は特に意識していなくても、観てみたらそれぞれの作品が自分の中で響き合うこともある。『花嫁はどこへ?』と『ジョイランド わたしの願い』は、まさにそれだった。 この2作品、『花嫁はどこへ?』は設定からドタバタコメディ的な世界を、『ジョイランド わたしの願い』はポスタービジュアルから希望に満ちた世界を想像していたのだけれど、予想とは違う世界を見せてくれるのがまた魅力。 「そういうことになっていくのか?」的な驚きは、『

    • 『トップガン』の時代とは大違い。『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』でも意識される、あのこと。

      民放のバラエティ番組でも取り上げられるようになった性的同意の確認。 性的同意の確認が当たり前のものなのだという意識が広がるために、映画やドラマは大きな力を持っていると感じてます。 それはハリウッド映画も例外じゃありません。むしろ、#MeTooに繋がるいくつもの性加害が報じられてきたハリウッドには、性的同意の確認への意識を高める責任がある。 このYahoo!ニュースの記事を書いてるときにロマンティックなベッドシーンとして真っ先に頭に浮かんだのは『トップガン』('86年)。ベ

      • 1000円カットで美意識が覚醒して。

        男もすなる1000円カットといふものを、女もしてみむとてするなり。 行ってみたいと思っているうちに1000円ではなくなってしまったけれど、最近は女性の利用者も増えているというQB HOUSE。行きつけの美容院が移転したのを気に、勇気を出してQB HOUSEデビューしてから半年が経ち申した。 行きつけのヘアサロン(私にとっては美容院だが、世の中的なカテゴリーではこう呼ぶはず)で担当のスタイリストさんとおしゃべりするのは楽しかったし、『SPY×FAMILY』の面白さも彼女にお