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同じ夢をみて闘ったーファンアートが届いた話
『菊とギロチン』という日本映画をご存知ですか?
兎にも角にも、まずは予告を何卒。
ああ・・・何度観ても滾る・・・ッ!!!
ビジュアルや予告からただならぬものを感じて観に行き、予想以上に圧倒され魅了された、大大大好きな一本。
ちなみに初見は、テアトル新宿でのトークショー付上映回でした。
わたしも、たくましく生きたいと思った。
きれいに生きるって、実はあんまりかっこよくないのかもしれない。
弱いもんは弱いなりに、がむしゃらに、あがいてあがいて、生きていこう。
これは、観た当時の感想。
多くの魅力的な登場人物が出てくる中、わたしは特に女力士たちの凄まじい熱量に心打たれ、涙が止まりませんでした。
わたしは好きな映画のコピーを筆文字作品にすることがよくあります。
良い映画には良いコピー。
あのシーン痺れたなぁ〜とかまさかあんな展開になるなんてんふふ・・・なんて、映画を思い浮かべながら書くのは本当に楽しい。
もちろん、菊ギロのコピーも、遅れて上映だった新潟シネ・ウインドでリピートした後、書いていました。
同じ夢をみて闘った
(映画『菊とギロチン』コピー)
作品から受け止めたエネルギーを抱えながら、海まで走って叫びたい衝動を、まっすぐに紙の上へ。
認めざるを得ない自分の弱さも、その反動で「強くなりてぇ!!!」って気持ちも、ぜんぶぜんぶ、わかるから。
あ”あ”〜〜〜〜!!!!!
わたしも一緒に闘わせて〜〜〜〜〜〜!!!!!
こんな想いが滲み出ていればいいなぁ〜と思いながら、2018年10月にインスタやTumblrへアップしました。
時は流れて。
今年の5月某日、 Facebookでこんなメッセージが届きました。
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚д゚) …!?
その時の気持ち、言葉にするのが難しいから使い古された顔文字で表現しましたけど、本当にこのまんま。夢だと思った。
女力士・梅の里を演じられた、前原麻希さんからでした。
※映画公式HPより
もう驚きと感動で震えて震えて・・・状況を理解するのにちょっと時間かかりました。
ちっぽけなファンアートを、キャストの方に観ていただけただけでありがたすぎるのに、瀬々監督の!超大事な!還暦祝いとして!使っていただけるだなんて!!!!
! ?
書道やっててよかった・・・(泣)
もちろん使用OKであること、この映画が大好きだということ、感謝の気持ちを、即ご連絡。
するとさらに、前原さんからお返事が。
わたしも、泣きました・・・
作品に込めた思いが伝わるってこんなに嬉しいんだなぁって、表現の原点に戻れたような気がして、本当にありがたい気持ちでいっぱいでした。
そして、6月。
前原さんから、完成品の写真と、瀬々監督がTwitterにアップしています!というご連絡を頂きました。
菊とギロチン、女相撲チームから還暦のMA1が届きました。
— 瀬々敬久 (@japansuke) June 9, 2020
還暦だとーーー!
まだまだ過去形にならず挑みたい。
だが、ありがとさん! pic.twitter.com/jfUjHoffBs
前原さんからも「ツイッターにあげるということはかなり喜んで下さったのだと思います。」とのメッセージ。
書道やっててよかった・・・(泣)
いやもうほんと、こんなことってあるんだな〜・・・って、今改めてしみじみ思っています。
書道を楽しく続けること、発信し続けること。
これからも頑張ります。頑張ろう。
映画『菊とギロチン』のファンとして、書の道に生きる者として、こんなに嬉しく光栄な機会をいただけたこと、心から感謝しております。
最初のメッセージから、このnoteを書くことをご了承いただくまで、感動的なやりとりをしてくださった前原さんはじめ、映画『菊とギロチン』のキャスト・スタッフのみなさま、本当に本当にありがとうございました。
瀬々敬久監督 還暦おめでとうございます!
これからも『菊とギロチン』が大大大好きです!