海外でバズってる動画を観ると意外と面白いことに気付く
一つ目は、この動画。
AIが、僕がこの手の動画に興味があると予測して、幾つかの再生数の高い動画を表示して来る。
この動画の内容など、具の骨頂のような事を沢山やってる訳だけど、部品の接合では、溶接が最も不要な物だという事を理解してない。
通常は、溶接部位を減らして強度を確保する事を考える。
その為にピンを利用したり、バイスとタップで雄ネジと雌ネジのネジ山を刻んだりして対応する。(進行方向であれば逆ネジなど)
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アーク溶接というのは、非常に脆いという事を理解してない。
上の動画のように加圧して摩擦熱で鋳物と鉄を接合するか、下の動画のように接着剤を使う。
つなぎ目にスリットを入れ、ピンで止めるなり、やり方は色々あると思うけど、幼稚な工作動画に興味を持つ人達が多い。
この車を全て一人で溶接して組み立てているので凄いと思うけど…
まず、基本的な鉄の表面処理において、このワークが亜鉛メッキが施してあることを考えなければならない。
亜鉛メッキは、溶接が付きづらく、シアン化合物のガスによりアーク溶接では珍しく、ブロー・ホールができてしまう。
溶接面のメッキを落す作業が必要。
また、彼女の作業で、対角線の長さを測り、左右のバランス取りをしてる映像が一つもない。
まるで、ラーメン構造の建築そのもの。
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通常、溶接などの部位で力が加わると割れが生じるような場所には、三角ブラケットなどで力を逃がす構造を作る。
造船などでは、800~1,200mmくらいの三角ブラケットの端を更に折り曲げた構造のブラケットで強度のある物を使う。
通常は、溶接面に力が加わらないように力を分散するのが目的なので、溶接面の部位は空けて台形のような形になる。
取り付ける場所もフレームの外側だったり、内側だったりするので、東京タワーなどのつなぎ目の部分に、大きな三角や五角形の板がリベットで止めてあるので、見てみると勉強になるよ。
工業先進国のフランスでは、町工場レベルの作業でも、要所を抑えた作業がされている事が理解できる。
どちらも簡単な構造の梯子フレームの車なので、参考として見ると面白い。
中国の地方都市の女性が一人で作ってる形だけ貨物車のような物と実際の車では、保安部品や基準などがあるので、製品として見るのであれば、シャフトの振動音を聞けば、明らかに異音がしてる。
発展途上にある人達を笑うのではなく、彼等が希望に対して挑戦してるという事が、本当の脅威だという事に気付こう。
この動画は、個人的に面白いと思ったコンゴ共和国のもの。
コンゴという国は、我々の生活に必要なレアース、レアメタルの産地で、コバルトなど67~68%ほどが、コンゴ共和国から輸出されてる。
この国は、中央アフリカでは天然鉱物資源に恵まれた国なのに、石油の輸出や鉱石などの輸出が国内GDPの半分を占めるのに国民は豊かではない。
昔のリーガルシューズの逸話を想い出す。
リーガル社がアフリカに、二人の営業マンを調査に派遣して、一人はアフリカの人は裸足なので靴が売れないという判断し、もう一人は、誰も靴を履いてないので靴の販売を独占できるという、違った報告を行ない、後者がアフリカで靴の販売に成功して、リーガル社の副社長にまで出世したサクセス・ストーリーの物語だけど…
コンゴ共和国は、自国で生産技術はないけど、石油も欧州などへ輸出できるほど産油ができる国だということ。
動画を観ても分かるように、国民は勤勉で働き者が多い。
更に、鉈一本で木を加工して、木製のスクーター?(キックボード)のような、物を運ぶ運搬車両をベアリングなどを取り付けて加工するという意欲を持ってる。
ここには、潜在的な将来性があるということ。
コンゴという国は、政治が安定し内戦や政争が終われば、民主国家としてアフリカで成功する可能性が高い国だと分かる。
公用語はフランス語を話し、民衆も良く働く。
こういう人達に物(加工する為の工具や道具)を与えて教育を施す事で経済を促す事ができれば、日本にとっても良い投資になる。
ODAによる投資をみんな誤解してる人が多いけど、海外にお金を捨てるという発想は、左翼や低能な人の考えなんだよね。
海外支援で儲かるのは、日本が儲かってる事を理解してない。
君らの食べてる寿司屋のタコは、80%がアフリカ産なんだけど、その国の人達は日本を大切な仲間だと思ってる。
海外の投資は、海外にお金を渡してる訳ではない。
日本企業が作った商品や開発技術を彼等に与えてる。
バカな国民は、経済を理解してない。
お金で支援してるように見えても、儲かっているのは日本企業なんだよ。
そのお金を企業が貰う事で、日本の経済へと流れる仕組みになっていたりする。
投資した船や工場、加工用の設備により、私達の経済において私達の国が、世界でも有数の物価の安定した国家として成り立ってる。
中国政府を批判するのは、良しとしよう。
日本から得た産業技術やODAを使い発展し、経済的に成功した中国が、民衆の発展にお金を使うのではなく、軍事にお金を使い日本と敵対する姿勢を示した事は問題だったりする。
日本に住む中国人の多くは、日本人と敵対しようとは考えてない。
彼等は勤勉だが、放置すると勝手に自分達のルールを日本の中に持ち込もうとする。
そういう部分は、排除しなければならない。
必要以上に干渉する事は不要だけど、君らの使ってるコバルトの世界シェアにおいて、コンゴ共和国の天然資源への投資と国民の2%を保護する為の政策のどちらを優先すべきか?
企業が生き残ることで、2%の人々の生活保護などが行われてる。
つまり、コンゴ共和国にODAの援助をした方が、国益が増えた分、働かずに文句ばかりをSNSなどに投稿する輩が増えてる。
どちらが勤勉かをみれば明らかだろう。
危険な二輪車で物を運ぶ姿を見てると、日本の小型特殊自動車などを支援する事で、彼等の作業性が上がる事が理解できる。
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日本の筑水キャニコムの小型特殊運搬車両。
600kgの重量物を運搬できる。(軽トラックは350kg)
川崎重工やキャニコムのような企業の設計技術を移転して、現地生産できる体制が作れたら、石油資源の豊富なコンゴ共和国などでは、大きな発展が見込める。
ダイキン工業のように、アフリカの都市部にビル空調のエアコン設備を動員して、世界の空調企業利益の半分近くを海外で得てる企業が日本は多い。
今は潜在市場であっても、一度、便利な物を手に入れたら人は顕在的な市場を意識するようになる。
日本を出て、海外で成功を収めようとする若者も増えるだろう。
文句や愚痴ばかり言う前に、外の世界を知る事で、世の中の見方が変わる人も多い筈。
日本の常識は、世界では通用しないので、多くを学び多くを知る事で役立つ人間を目指そう。