市場の移転問題
鮨屋の友人と移転問題について話す。
関係者の間でも想いは様々で、築地か豊洲のどちらが良いかは分からない。
ただ、もし築地継続案ならば、役所仕事への刺激という点で面白い。
通常の役所仕事であれば、一度計画化された事業は盲目的に進みやすい。
しかし、事業の途中でズルやリスクが見つかった場合、立ち止まって検証し、場合によっては中止することがあり得るということが役人に意識されると、彼らの仕事は確実に変わる。
「後々、問題にならないか」「問題になったとき説明できるか」といった意識が強まる。
この果実が、並んでいる判断材料の中では一番魅力的に見える。