グーグルの多様性否定文書

先日参加した女性のキャリアを考える会合。
会の中で、女性参加者からこんな意見がでた。
「うちは幹部の奥さんはみんな専業主婦。無意識に女性活躍は他人事として捉えられていると思う。」
活躍男子たちが活躍女子とは結婚していないことに気づいているのだ。

会社では「女性活躍を応援する」顔や言動をしていても、自分の妻は近所でパートをしているという男を、彼女たちはかなり冷めた目で見ている。
他人事感のあることに仮面をつけて参加しているのがバレている。

従来、社交用の仮面を上手に着脱するのが「大人」とされてきたが、昨今の組織論では、オンもオフも同じ顔でコミュニケーションできる組織ほど心身の健全性が高く保たれる良い組織と言われている。

話題のグーグル社員は、仮面を取って議論がしたかったのだと思う。
最初に仮面を外して話題になる企業がグーグルだったことはとても順当だ。
従来の常識やルールを疑い、新しいことを考え、実際に変えてきた。
後世、女性活躍の議論におけるひとつの転換点と位置付けられる気がする。

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