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こどものままでおとなになりたい。

高校生の私はよく考えることがある。

私って子供なの?それとも大人なの?

先生は言う。
「君たちはもう子供じゃないんだから。」

そしてまたこんなことも言う。
「高校生って言ってもまだ子供だから。」

「先生。質問です。私たちは一体何者ですか。」

まだ子供。
もう子供じゃない。

またこんな風にも言い換えられるだろう。

まだ高校生。
もう高校生。

嗚呼、なんて曖昧なんだろう。

大人と子供の境界線ーーーー。私とおんなじように考えたことのある人も少なからずいるのではないだろうか。

このように、
"子供"や"高校生"というそれぞれ同じ単語に
"まだ"や"もう"というたった2文字の副詞を使うだけで意味が大きく変わる。
そんな日本語を毎日のように使っている私たちは普段これらの不思議に疑いの目を向けることを知らない。

ある先生が、曖昧な私たちの立場についてこんなことを言った。
「今のうちだけやからな。」
                                                           
最初、私は耳を疑った。
たった2文字の副詞で、理不尽に、大人たちの都合の良いように、左右されていた私たちの立場なはずが、どうしてこの先生はこんなことを言うんだろうだろうかと。

加えて先生はこう言った。
「わがままは言えるうちに言っとけ。」

私はやっと意味が解った。そして思った。私が逆にこのたった2文字の副詞を利用してやれば良いんだ。
そして決めた。

誰か:「こんなこともできんのか。」
私:「はい。まだ子供なんで。」
 
誰か:「そんなことまだするな。」
私:「もう大人だから子供扱いしないで。」

こう言い換えればいいんだ。

ぜひ色んな視点から物事を考えて欲しい。
そうすれば、心にかかっている靄(もや)がパッと晴れるかもしれない。

あれだけ辛かった、キツかった部活も終わってしまえば、いい思い出------。

毎日眠かった長い授業も学校も、あの頃のように、当たり前のように、みんなに会えることなんてない------。
 
そして同様に、普通が、何気ない日常がずっと永遠に続く保証なんてどこにもないということを。ぜひ忘れないでいて欲しい。
 

そして私は、これを綴ることで自分に言い聞かせているのかもしれない。

(いつも文章書く時に方言が入っていないか心配しながら書いてます。笑)



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