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【犬の食を考える】解毒のハーブ オオアザミ

オオアザミ(マリアアザミ、ミルクシスル)には、次のような効果が期待できます。

ミルクシスル
学名: Silybum marianum
科名:キク科
別名:オオアザミ/マリアアザミ
使用部位:種子
有効成分(フィトケミカル): シリマリン〔フラボノリグナン類、シリビニン 又はシリビン、イソシリビニン、シリクリスチン、 シリジアニン〕約70%はシリビニン、ノール酸、オレイン酸、ミリスチン酸

こんな時に: 肝機能リフレッシュ・ダイエット。

フィラリア薬の投薬後等、ステロイド等投薬後等、大気汚染、化学物質の解毒に。
一週間程度与えると良い。

・肝臓の機能を高める:オオアザミの種子に含まれるシリマリンという成分が、肝細胞を保護・再生し、肝機能を改善する効果があります。また、抗炎症作用や抗酸化物質としての特性があるため、活性酸素による酸化ダメージから肝臓の細胞を守る働きや、肝細胞の線維化の抑制、肝臓の機能をサポートするグルタチオンの合成などの作用もあります。慢性肝炎や肝毒性のある薬物から肝臓を保護する効果が期待できます。

・口腔疾患の清浄作用:オオアザミ種子エキスには、歯肉炎や歯周炎の原因となる病原性菌株や、虫歯や歯垢の原因となる菌株への増殖阻害効果があることが確認されています。

・抗癌剤の副作用による肝障害の抑制・改善:抗癌剤や放射線治療後の肝障害を改善する薬はなかなか見当たらませんが、オオアザミが一つの改善策になる可能性があるという論文も発表されています。

オオアザミはカプセルや錠剤でサプリメントとして販売されています。
ペット用のハーブも販売されています。
用量はメーカーの指示に従ってください。
種子の場合は、与え方は、2gのミルクシスルを200mlの熱湯で5分程度蒸らして冷ましてから飲ませる。
鉄性、アルミ製の容器は使わない。
体重10㎏の子で、1日量:50ml程度。

ハーブの中でも強力な作用がある為、多量摂取は注意。
経口摂取では耐容性が高く、副作用として下痢を引き起こすことがあるほか、非常にまれに胃腸への作用を引き起こすことがあります。
キク科にアレルギーのある場合は、アレルギー反応を起こす事があるので注意。
ダンデライオンやカモミールなどを摂って、異常が出たことがある場合は止めておきましょう。

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