見出し画像

230425-28/穏やかに流れていく

例年よりも少し早く、桜の見頃を迎えたこの一週間。
2月終わりから作っていた5月号の作業が終わり、時間の流れが比較的穏やかに感じた。とはいえ、7月号の作業ももう間もなくスタートを切る。
連休明けからまた走り出すために、英気を養いつつ過ごした。


0425.mon

毎週月曜日の全社朝礼で、前の週の売り上げを部署ごとに発表する時間があるのだけど、そこにその部署が今どんな仕事をしているのか、具体的な仕事内容を紹介するコーナーが加わった。
他の部署がどんな仕事をしているのか把握することってとっても大事。「あ、今この人こんな仕事をしていて忙しいんだ」と気づくことができるし、「私も頑張らなきゃ」とカツを入れられる。それに、新しい仕事のヒントをもらえるかもしれない。
正直、朝礼は毎週決まったことを行っていて、少し型が作られてしまってるなと思っていた。
そんな朝礼だけど、これを機にもう少し心を働かせる時間にしてみたいと思う。

0426.tue

昼休み。会社の同僚たちとお弁当を持って、桜の咲く近所の公園へ。
向かう道中、「桜600℃の法則」の話になる。2月1日から1日の最高気温を足して600℃になる頃に桜が満開になるというもので、私はその法則の存在を初めて知った。
確かに今年、2月3月は暖かい日が多くて雪解けも早かった。こんな風に桜の満開の時期を予想することができるなんて、面白い。

午後は先輩と下版を迎えた今号の振り返り。
自分の文章に対する推敲の精度を上げること。編集部では、入稿する前に「文章を10回読むこと」と言われてきた。やってきたつもりだったけど、まだまだ足りない。私の場合は回数よりも精度。自分の書いた文章だから、きちんとまっさらな気持ちで臨まないと、気づくべきところに気づけない。
先輩が「やってみたらいいよ」と教えてくれたのは、自分ではない誰かの気持ちになって文章を読むこと。「この人だったらこう書くだろうな」、「ここにひっかかるかもしれない」。そうやって考えてみたら、新たな視点を持つことはそこまで難しくないのかもしれない。
ほかにも課題は山のように見つかった。一つひとつ向き合っていこう。

《今回見えてきた「やっていきたいこと」》 

● 録音・文字起こしに頼りすぎない
→自分の言葉で書く。自分の中で噛み砕いた言葉を使う。
● 悩んでもなるべく止まらずに、とりあえず書いてみる
→書き切ること。これがどうしてもできない。だからこそ、「とりあえず書き切る筋力」をつけたら、一皮剥ける(と思う)
● 取材先の方の人柄が伝わりやすくなるような工夫を
→冒頭にセリフを入れたり、書き手が抱いた印象を加えたり。
● いつもとは違う話の展開にしてみる

0427.wed

色校(仕上がった印刷物の色合いがイメージどおりにできているか、本番前に確認する校正作業)で、ひと文字抜けや文字づめなどいくつか細かい間違いを見つける。何度も見ていたはずなのに、気づかなかった…。
後は、色味。青っぽかったり、赤っぽかったり。こちらは、デザイナーさんから指摘されて初めて「言われてみれば、そうかも…」といった程度。自分から気づけるようになりたい。

0428.thu

お昼に先輩と打ち上げラーメン。2人で時々お昼ご飯に行くのだけど、会社の近くでサクッと食べれるお店、ということで、3つのお店に通っている。ラーメン屋さんと、カレー屋さんと、ラーメン屋さん。今日は、黒味噌生姜ラーメンがおいしいラーメン屋さんへ。
本当はもうひとつのラーメン屋さんへ行く予定だったけれど、臨時休業だったので、2人で「じゃ、〇〇にしようか」と特に話し合うこともなく、自然とこちらのラーメン屋さんへ。

いつもはただの黒味噌生姜ラーメンを頼むけど、今日は打ち上げだったので、野菜とチャーシューがたくさんのった「特製」黒味噌生姜ラーメンを頼んだ。

生姜が入っているからか、食べるとポカポカ身体が温まってくる。食べながら、初めて食べた時に先輩が「なんだか目が覚めてきた…!」と話していたのを思い出した。あれからどれくらい経ったんだっけ。たしか、あの時は冬。入稿が落ち着いた頃を見計らって、「もう少し頑張ろうラーメン」を食べにきた気がする。

節目節目に食べている、黒味噌生姜ラーメン。次はいつ食べに来ることになるだろう。

0429.fri

遠軽出張。最後に来たのは年末で雪がどっさり積もっていたのに、すっかり解けて桜まで咲いていた。オホーツクもすっかり春。

一件目の用事を終えて、前号で取材した方のお家へ。こうして取材を終えた方を再び訪ねるのは初めての経験。

「せっかくだから遠軽のものを」と用意してくださったパンとたっぷりの野菜が添えられたランチを食べながら、いろいろな話をした。取材した記事が発行されてからの周りの反応(どれもうれしくて光栄なことばかり!)、最近考えていること、素敵なご友人の話、飼い猫さんのお食事事情。
前回こうしてランチをご馳走になった時は取材中だったから、どちらかと言うと私から質問する場面が多かった。でも今回はお互いが質問し合って時間が流れていった。なんだか少し不思議な感覚。

取材が終わってひとつの仕事は終わったわけだけど、こうして温かく迎えてくださること、おいしいご飯を囲んでお話ができることがとってもうれしい。

新しい出会いにも恵まれて、本当に良い1日だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?