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自分に合った補聴器は…?

前回私が補聴器をつけたいと思うようになったきっかけをお話ししましたが、今回はどの補聴器にするかの、決定打になった事を書きます。

2023年8月、メニエールの診察で近くの大きい病院で診察を受けていた頃、聴力が更に落ちた事で仕事にも支障が出てきていると伝えると補聴器を勧められた。
私の聴力(オージオグラム)は画像の通り、右耳は高度難聴、左耳も一部のゾーンで軽度難聴。
そこで先生は、こういったパターンに適している、BAHA (バーハ)というものが最近日本でも認可されており、効果が高いですよと勧めて頂いた。

私は補聴器は耳掛け式が一般的だと思っていたがBAHAはなんと耳の後ろの頭蓋骨に穴を開けてチタンを埋め込み、そのチタンへ繋げて使用する「埋め込み式骨伝導補聴器」というものだった。
私の右耳は混合性難聴で、骨伝導の方が聴力が良いので効果が望める、という事だった。
頭蓋骨に響かせるので、反対側の耳にも音が届くとの事で自分の今の難聴のタイプにはピッタリじゃないかな、と思った。
耳鳴りが治るかは分からないし、期待はしない方がいいという事でしたが…(ー ー;)

片耳難聴では障害者手帳ももらえず、助成金もなく、補聴器を手に入れるには最低でも15万はする…
BAHAなら埋め込み式なので手術も必要だし、更につけれるかどうかには色々と条件がある…が、条件さえ合えば保険適応となり、3割負担で使用できるので普通に補聴器を買うよりは安く済むというのも、家計に余裕のない私にはとても魅力だった。

「まずは大学病院でお試しできるので…」と紹介状を書いてもらい、メニエールの治療が一段落ついた2024年2月末、ついにBAHAをお試しで使わせてもらった。
といっても勿論埋め込みではなく、プラスチックのようなものを耳の後ろの骨に押し当てて聞くだけ。
手に持ってるだけでビリビリと振動があった。
実際当ててみると…スピーカーっぽい感じで音に違和感はあるものの、ビックリする位よく聴こえた。
これが実際骨に埋まったチタンに直接繋いだらもっとクリアに、もっとよく聞こえるようになるのでは…と期待が膨らんだ。
あと、おまけ的なメリットとして、iPhoneからBluetoothで音楽等も直接流せられる、という…iPhoneユーザーとしてこれは嬉しい機能。

しかしBAHAをつけるには、まず聴力が適正基準かどうかと、何らかの理由で気道補聴器をつけられない場合や(小耳症や耳垂れが多いなど)、手術によって聴力回復が望めない場合、などの条件があり、聴力については適応基準であるけれど、まずは気道型補聴器を数週間お試しでつけないといけない、と言われた。
その経過を経てさえいれば、何らかの理由があって気道型補聴器をつけられないのであればBAHAをつけられます、との事だった。
(頭痛がする、とかあまり効果がない、とかの理由でもOK)

早速気道補聴器のフィッティングをお願いし、その日は帰宅。
その日から一月後、ようやく自分の聴力に合わせてフィッティングされた気道型、耳掛け式補聴器をお借りする日が来た…

使用感、効果はまた次の記事で書きます。

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