#MyResearch #24卒 T.K.
11ヶ月ぶりにCheng Seminar Blogにカムバックしてきました^^
お久しぶりです!
前に書いたNoteはこちらからどうぞ〜
自己紹介
改めまして、こんにちは!24卒のTです。
3月に卒業式を終えて、4月からの大学院生ライフに向けてエネルギーチャージしています(遊びまくってます😉)
GRPとは?
今回のNoteでは卒業研究プロジェクト(GRP)についてお話しします!
まず、GRPとは異文化コミュニケーション専攻の学生に課されるもので、いわゆる卒論、卒業研究に該当するものです。
津田塾大学では、4種類の卒業研究プロジェクトがあります。
①1人で論文
②グループで論文
③1人で卒業制作
④グループで卒業制作
ちなみに、全ての卒業論文や制作物は原則英語で書きます!
毎週のGRP(授業)では、自分の卒業研究について発表したり、進捗を報告したりします。何も進んでない時は、"No progress !"と言って逃げました笑
Cheng seminarは、学生自身のペースで卒業研究を進めるスタイルでした。全員で足並みを揃えるというよりも、個人のペースに委ねられていたため、長期的な視点で計画を立てないとクリスマスとお正月が潰れます!
「でも、4年生は就活終われば卒論仕上げるだけじゃない?」と思っているそこのあなた!企業によっては、内定者課題があるので、なかなか卒業研究に時間をかけられないこともあるんです…
後回しにせずに少しずつ卒業研究を進めた方がいいです😉
私の卒業研究
私はルッキズムという現象を表象文化的な観点から分析・調査しました。ルッキズムとは本来、外見による差別を意味します。最近では、外見を重視する価値観というような意味合いで使われることも多くなってきましたが、私は外見による差別が起こる要因として「外見ステレオタイプ」に着目しました。
「外見ステレオタイプがメディアコンテンツの中でどのように描かれているか」と「オーディエンスはそれらのステレオタイプの影響を受けているのか」を大きな問いとして設定しました。
このテーマにした理由
理由は2つあります。1つ目は、「外見による差別や扱いの違いは長く存在しているはずなのに、あまり研究されていないのでは?」と感じたからです。外見は個人で解決すべき問題として取り上げられていたからかも知れませんね…
2つ目は外見の特徴と印象という関係性に興味を持ったからです。就活メイクを例に取り上げると、「真面目な人に見せるために派手な色は控えてメイクをする」という指南があるとします。「派手な色を控える=真面目っぽい印象を与える」という意味で、外見の特徴と相手に与える印象を関係性を見ることができます。こうした外見特徴と印象はメディアを通して、日常的に刷り込まれているのではないかと思います。
以上の2つの理由から、私はルッキズムとステレオタイプを大きなテーマとして卒業研究に取り組みました。
学んだこと&アドバイス
①計画的に取り組む
4年生になると自由に使える時間が増えると思いますが、時間があると思って油断していると大変なことになります。本当に。長期的な視点を持ちつつ、日毎のタスクをこなしていくことが大事です。卒業研究となると、通常のターム末課題とは異なり、多大な量の先行研究や自身で行った調査結果が必要になります。毎日コツコツ頑張るしかないです!
②迷走したら言語化する
卒業研究は、一度決めたことを白紙に戻して練り直すことが多々あります。アイデアを練り直し磨き上げていく過程を楽しめる人はそれほど多くないので、ここが一番苦しい点だと思います。そして、練り直していくうちに「結局、私は何を明らかにしたいの?何を研究したいの???」と迷走していきます。
そんな時には、自分の頭の中のことを文字や図にして視覚化してみると思考を整理できると思います。「どこまでがクリアにまとまっているのか?」「どこから抽象度が高まっているのか?」「どの点が漠然としているのか?」等を自問していくと進むべき方向が見えてくるかもしれません。
③迷走したら相談する
これも、②と似ていますが、困っていることがあれば先生や友達に相談しましょう。1人で考えても答えが出ないなら、もっと多くの知が必要です。積極的に人に頼っていきましょう!!1人で抱え込みすぎないように気をつけましょう…!
今後の抱負
大学院でも同様のテーマについて研究したいと思っているので、学部時代に蓄えた知識や経験を無駄にせずに研究や勉強に取り組みたいと思っています。
私の場合だと、学部と大学院では異なる研究手法になるので、大学院での授業を通して批評技法や作品分析方法論を学んでいくつもりです。今後も、日本語や英語の文献を頼りに、ルッキズムとメディア表象の関係性について深掘りしていきたいと思っています。