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色素増感型光触媒

可視光応答型光触媒を作る戦略として,可視光を吸収する色素を利用する方法がある。色素は太陽光や蛍光灯の一部を吸収することで色を出しているわけだが,普段は吸収した光は熱に変換されて放出されている。これを化学反応に利用するのが色素増感型光触媒なのです。

代表的な光触媒の酸化チタン(TiO2)は紫外線しか吸収しませんが,色素と組み合わせることによって,可視光で働く光触媒を作ることができます。この可視光応答型光触媒では,色素が吸収した光エネルギーをTiO2へと移動させ,TiO2の表面で化学反応を進行させます。

さて,じゃあどんな色素を使おうか。環境に優しいのがいいよね。

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