【実験】岩塩をたたき割ると”へき開”は見られる?
金曜日の簡易実験集その2です。
目指すところは、高校化学全単元で演習実験を行うこと。その予備実験も兼ねています。今回は、化学基礎「化学結合(イオン結合)」より”イオン結晶のへき開”です。
えー、結論から言うと『失敗』でした(^-^;
というか『予想通り割れなかった』といったほうが正しいですね。
予想はこうでした ↓ (NHK高校講座より)
※へき開:ある面できれいに割れること
どなたかのtwitterで、「実験(や授業実践)での失敗も知りたい。そこから学ぶことは多いはずだ」というコメントをみて、「あー、確かに」と思い、この実験結果をUPすることにしました。
さて、その実験の様子をご報告します。
使用した岩塩はこちら。
某お土産屋さんで購入してみました。3種類ほどあるみたいです。このなかから最も色の薄いものを選んで、叩き割ってみました!へき開が起こることを信じて(^^)/ その結果は ↓
ここからの…
これ!割れた面がきれいじゃない!でこぼこ!
さらに大きいほうを割ってみても・・・
結局変わらず。
ということで、「岩塩は複数の結晶が集まったもので、叩き割ったときに、結晶と結晶の境目で割れるため、割れた面はきれいにならない」ということがわかりました。
ま、考えてみたら当然なのかもですが、百聞は一見に如かずです!
往生際が悪い私は、ほかの色の岩塩でも試してみました。
これらを叩き割った結果は、
こう!やっぱりへき開ならず( ;∀;)
ということで、いつか、「NaClの結晶」を入手して再挑戦してみたいと思います。
以上、失敗例のご報告でした。