水耕栽培の水槽をリニューアルしました!
当工場では、屋上や建屋壁面に設置したソーラーパネルで発電した電力を当社製の電気二重層キャパシタに蓄電し、電力を安定させてから社内の一部照明やPCモニターの電力として利用しています。
~参考(過去記事)~
ソーラーパネルで発電した電力をLEDライトの電力として供給し、水耕栽培にも取り組んでいます。今回、水耕栽培に利用する水槽をリニューアルしたので、ご紹介します!
改良のポイントは、「とい」の導入です。といの導入により、移動や清掃が非常に簡単になりました。
今までの水槽は、大きな水槽にシートを浮かべて栽培を行っていました。
この問題点として、
一度シートに植えると株の移動ができず、収穫まですべて同じ位置で育成するしかない
収穫したトレーの穴の周辺に藻や根が付着しているが、すべての株を収穫するまで清掃できず、新たな育成はすべて収穫した後にしかできない
以上が挙げられます。
リニューアル後の水槽はセル栽培方式へと変更しました。さらに、シートを水に浮かばせずに水から離した仕様となりました。
改良のメリットは次の通りです。
1列毎の水槽にすることで、水槽がコンパクトになり省スペース化を実現
セル栽培方式へ変更することで、以下の3点を改善 ①収穫が近い株を手前に並べ替えることが簡単になり、収穫の効率が向上した ②育成過程で成長が異なる株の配列を変更し、同じ成長度合でまとめることが簡単にできるようになった ③トレー毎に取り出して収穫できるようになったため、収穫が終わった トレーだけを単体で清掃できるようになった(従来のトレーは1株毎の収穫はできるが、収穫したトレーの穴の周辺を清掃することができないため、新たな育成はすべての株を収穫した後にしかできなかった)
シートを水から離すことで藻が付かなくなり、収穫後の清掃が楽になった
また、今回LEDライトも変更しました。
従来の赤・青の強いLEDライトは紫外線が強く、直接目で見ると目が痛くなるため、鑑賞用の植物ラインとしては問題がありました。
今回採用した白色LEDライトは直接見ても目が痛くならないので、鑑賞用に適しています。育成状態も従来のLEDライトと大差はありません。
使用しているといは、家の軒下の雨どいに使用している材料を加工したものなので、30年近くはもつと想定しています。
以上、今回はリニューアルした水耕栽培用水槽をご紹介しました。
今後も引き続き最新情報を配信いたします!