高校化学 熱化学からエンタルピー変化への乗り換え

今回はエンタルピー変化についての話をちょこっとだけ。趣旨としては熱化学をやった人が新課程に向けて乗り換えを行うという感じです。初学者の方向けではないのであしからず_(._.)_

このまえ授業でエンタルピー変化の話をしていて、去年までは熱化学と言っていたので気を抜くとうっかり熱化学方程式で、とか言ってしまいます。実際そんなことからわかるように、形式的な変化があるだけで実質(というか私の教えるスタイルがそうだったからかもしれないが)同じ内容です。

まずは熱化学方程式から。

まあ、こんな感じで、左辺と右辺の持ってるエネルギーの総和を一定にするようにエネルギーを足し引きしていこうというものでした。
それをエネルギー図に落とし込むとこれ。

今回で言うと、気体の二酸化炭素のところを0kJとすれば、方程式なので左辺にいる奴らは283kJになる。それを書き込んだ形です。

それがこれに変わります。

個人的にはぶっちゃけこっちのほうがいいと感じます。理由としては、今まででいうエネルギー図を素直に表したらこれになるからです。
要は、
A→B ΔH=30KJ
とあったら、AがBに変わるときに30KJ増えたよ、ということであってそっちのほうが図の理解に伴いやすいですよね。
今回の画像であげた例で言うと、この右矢印の反応が起こった時にエネルギーとして283kJ減ったよ、といっているので、気体の二酸化炭素のほうが283kJ小さくなるのは当然です。

私は2年位前から浪人生が出る想定で授業内解説はエネルギー図を推していましたが、ぶっちゃけエネルギー図を使える人にとってはエンタルピー変化の答案の書き方だけ、少し気を付けようね、という程度です。

まあ、あまり恐れずに。

それではまた。

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