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情報収集やリサーチスキルが学べるおすすめ本

危険物第四類でお馴染みのとるえんです。沸点は約111℃です。
普段は情報収集能力を活かしてXで化学業界のトピックや有益なレポートを紹介している。

早速だが、新規事業企画書や提案書、報告書、年間研究開発計画を立てる際に情報収集やリサーチ業務をしている会社員は多いのではないかと思う。事業の成功には、正確でタイムリーな情報は欠かせない。しかし、どこから情報を集めるべきか迷うことも多いのではないかと思う。
また、情報収集能力やリサーチテクニックは学校や会社でもなかなか習うことがなく、リサーチをどのように進めたらいいかわからない人も多いだろう。

この記事では独学で情報収集能力やリサーチテクニックが向上する本を紹介したい。




調べるチカラ  「情報洪水」を泳ぎ切る技術

調べるチカラ』は情報収集の入門としておすすめの本だ。インターネット検索のテクニックやインターネット以外の情報収集術にとどまらず、そもそもの情報感度を高め方についても言及している。初心者から上級者まで、幅広い読者層に役立つ内容となっている。また、紹介されている情報源は非常に参考になる。ちなみに私もこの本で紹介されている情報源をよく活用している。


情報を活用して、思考と行動を進化させる

情報を活用して、思考と行動を進化させる』は、情報収集やリサーチをテーマにした田中志氏の著書です。データからインフォメーション、インテリジェンスの生成と情報収集のプロセスが具体的に記述されている点は非常に参考になる。編集思考やSF思考など情報の処理方法について重点的に書かれている。リサーチのプロであるからか、本書は様々な引用を含み、著者の知識基盤の強さを感じさせる内容となっている。具体的なウェブサイトやツールが多く紹介されており、読んですぐに実行に移せる点も良い。


アナリストが教える リサーチの教科書

リサーチの入門書としておすすめなのが『アナリストが教えるリサーチの教科書』という本。元経産省のアナリストが市場調査の基本が網羅された本。 業界・市場の基本構造や市場規模や業界のプレーヤー、規制動向の調べ方がまとまっておりおすすめである。



外資系コンサルのリサーチ技法

外資コンサルとして有名なアクセンチュアで蓄積されたリサーチテクニックを公開しているのが『外資系コンサルのリサーチ技法』という本。文献検索やWeb検索などの情報収集技術から、インタビューやアンケートなどの情報生成技法まで、幅広いリサーチ手法を解説している。また、リサーチの基本的な流れやテクニックの紹介に加え、豊富なケーススタディが含まれているので、実際にどのように適用すればいいのか学ぶこともできる。


課題解決のための情報収集術

リサーチを実施する際に「課題」を明確にして取り組むのが重要であることを教えてくれるのが、『課題解決のための情報収集術』という本だ。タイトル通り「課題」に焦点を当て、課題を明確にしてリサーチを実施することができれば、必要な情報に的確に辿り着けることを教えてくれる。



仕事に役立つ専門紙・業界紙

リサーチをする際に役立つ情報源としては専門紙や業界紙ある。色々な業界紙があり、自分のリサーチ対象の新聞があるのか調べるのが面倒なことがある。そんな時に役立つのが、『仕事に役立つ専門紙・業界紙』という本だ。専門紙・業界紙400を分析して、専門紙の種類や図書館のレファレンスサービスについて解説している。特に、専門紙・業界紙のリストが巻末についているので、関連する専門紙を探すときに役立つ。


調べる技術: 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス

国会図書館で15年にわたり、総記・人文科学・「その他」分野でレファレンスサービス(利用者の調べ物相談)に従事した著者が、その実践的なテクニックを公開した本。調べ物のプロである著者が教えてくれるテクニックは非常に興味深い。



最後に宣伝ですが、化学業界のマーケティング情報収集に絞って、有益な情報源について解説したnoteを書いています。興味のある方はぜひご覧になってください。


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