スピリチュアルな絵画
今日のスピリチュアルな絵画は、
✡️ギュスターヴ・モローの
『オイディプスとスフィンクス』✡️
ギリシャ神話の中の一場面の絵です。
ギュスターヴ・モロー(1862~1898)は聖書や神話の主題を幻想的な雰囲気で描いた画家で、私の好きな画家の一人です。
そのストーリーは次のようです🌟🌟🌟
テーバイの王ライオスは自分の子に殺されるとの神託を受け、妃イオカテスとの間に生まれた乳飲み子の足に釘を打ち、山中に捨ててしまいます。
通りがかった羊飼いがその子を見つけ、遠くにある国コリントスの子宝に恵まれていなかった王に渡しました。
釘を打たれ足が腫れていたため、その子は、
『腫れた足」という名前である”オイディプス”と名付けられ、王の実子として育ちます。
オイディプスは、成人し未来を知るために神託を受けると、「父を殺し、妻をめとる」と告げられます。
恐ろしくなったオイディプスはコリントスへは戻らずあてのない旅に出ます。
ある日、放浪中のオイディプスは前からきた立派な車に道をふさがれます。どちらが道を譲るかで口論となり、オイディプスは乗っていた男と御者を殺してしまいます。
この殺された男というのがテーバイの王ライオス、そう実の父親なのです。
いつしか生まれ故郷テーバイへやってきたオイディプス。
王が行方不明となり、さらには怪物スフィンクスがやってきたとのことで都は大混乱。
スフィンクスは道行くものに謎をかけ、解けないものを食べてしまっていました。
スフィンクスを倒すことが出来たら王にしてやると言われたオイディプスは対決に向います。
スフィンクスは「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足のものは何か?」と謎をかけます。
それに対しオイディプスは「人間」と応え正解します。スフィンクスは崖から身を投げて死んでしまいました。
スフィンクスを倒したことでテーバイの王となったオイディプス。妻はライオス王の元妃、イオカテス。オイディプスの母親です。
それと知らず、二人は四人の子を産み、幸せに暮らし始めたように見えましたが、テーバイには不作、疫病など不幸が次々と到来。
真相究明に乗り出すオイディプス。その後彼は真実を知り、嘆き悲しみ、
自分の両眼を潰すと再び旅に出ました。母であり妻であったイオカテスは真実を知り首を吊っていました。
ギリシャ神話は、リアリティに欠け、やりきれない悲劇が多いですね〜😖
この絵は、
オイディプスとスフィンクスの対決シーンを描いた一枚です。
様々な画家が描いているシーンですが、私はモローが描くこの一枚が大好きです💖
スフィンクスの妖艶さと、不気味さ、背景の雰囲気など、ここまで描写できるのは、モローしかいないと‼️‼️
他にもモローは、聖書や神話の一場面を描いていますが、どれも圧巻です🌈🌈🌈
また、次回、他の作品もご紹介します🌞🌞🌞
#スピリチュアルライフ
#スピリチュアルな絵画
#モロー
#ギュスターヴモロー
#ギリシャ神話
#エディプスコンプレックス
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?